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No.387【今年の出来事】-2005.12.28
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No.410【今時のイギリス】-2006.6.14 プリント メール
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2006/06/14 Wednesday 13:07:10 JST
No.410【今時のイギリス】-2006.6.14

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1.イギリスのビール事情     

EBSによると、イギリスのアルコール販売量の7割強はビールが占めているが、1999年から2004年まで、その伸び率は1.1%と停滞しており、ワインの26.1%に比べれば対照的な結果になっています。

イギリス特有のビールといえば、エール。
ブランドでは「ジョン。スミスズ(John Smiths)」、「テトリーズ(Tetleys)」、「ウォージントン(Worthington)」、「ボディントンズ( Boddingtons)」が4大ブランドとされていますが、エールの販売量はビール全体の24%程度になっており、1999年から2004年の成長率は、プレミアエールでマイナス22.1%、スタンダードのエールでマイナス23.1%と減少の一途を辿っています。
これは、イギリスにおいて、
1. エールを支持する18歳から25歳の若者層はわずか8%にすぎないこと
2. エールの販売ルートがパブに偏っていることが大きな起因として挙げられています。
また、アイリッシュ、パブの代名詞でもあるギネスをはじめとした黒ビールのスタウトも販売量が減少傾向にあります。
(1999年/2004年伸び率は△9.9%、2009年△20%)

一方で、ラガーは高い伸び率を示しており、ラガー全体で1999年から2004年にかけて14.2%となっています。中でも単価の高いプレミアラガーの伸び率は高く、同期間において26.1%の数値を示しています。

また、白ビールや小麦ビールと呼ばれる分野の伸び率は、非常に高く、1999年から2004年にかけて497.2%もの高い数値を示しています。中でもベルギー産ビールが人気を博しており、伸び率は鈍化するものの2009年には依然25%前後の数値を示すと予想されています。
このように、ビールの種類によって販売長の伸び率が
顕著に異なる理由として、販売ルートが挙げられています。イギリスでは、近年パブでビールを飲むより、スーパーをはじめとした販売店で購買する傾向にあり、伸び率の高いビールは相対的に、小売店販売に重点を置いていたことによると分析されています。2004年における販売店のシェアは37.8%とそのシェアを堅実に伸ばしてきています。これは、パブより販売店でビールを購買するほうが安いためと報告されています。また、販売店の中でも、スーパーやハイパーマーケットのシェアが確実に伸びており、その一方で酒専門店のシェアが減少傾向にあります。これは、スーパーなどが、ワインに場合と同様、その品揃えや価格において充実していることに起因しているようです。

2.ロンドン・オリンピックと交通計画

ロンドン・オリンピックが2021年に開催されることになりましたが、それに伴い、いくつかの交通計画が動き始めています。その1つは、チャネル・リンクの開発で、同鉄道路線は、ヨーロッパ大陸からのアクセスのために開通されるものです。その中のストラッドフォード駅は、オリンピック。スタジアムが建設される予定のオリンピック・パークの中心に位置し、同鉄道の開通後、ロンドンの中心部まで約7分で結ばれる計画になっています。
第2に、ロンドン中心部と結ぶ地下鉄イースト・ロンドン線の延長で、これは2010年に完工予定になっています。第3は、ロンドンへの空の玄関口である、ヒースロー空港において、その第5ターミナルが2011年に完成される予定になっています。同オリンピックの開催に伴い、現状では、決して良好といえない交通機関の改善がいっそう期待されています。

3 モッツァレラチーズの再流行

最近、イギリスでは再びモッツァレラチーズがもてはやされています。ことの始まりは、昨年11月にロンドンの有名デパート「セルフリッジズ」の2階にオープンした、モッツァレラチーズ・バー「オービカ」。同店ではイタリアから毎日空輸で仕入れるという食材は、30時間以上は保存しないというこだわりよう。同店は既にローマとミラノの2箇所でも店を構えており人気を博しています。
しかも、モッツァレラチーズ・バーというのだから、メニューもピザ・パスタがメインのイタリアレストランとは一線を画しており、たとえば、人気メニューのひとつである新鮮なモッツァレラチーズにアンチョビとケーパーズを散らしたサラダは、同チーズの美味しさを存分に活かしています。さらに、サラダだけではなく、モッツァレラチーズをグリルしたものやスモークしたものなど、品揃えにも工夫をこらしています。

4.イギリスの海岸事情

海岸の美観はゴミの存在に大きく影響されるものですが、イギリスの海洋生物保護団体「the Marine Conservation Society」の調査によると、イギリスのビーチに散らかっているゴミの量が10年前より80%以上も増加し、美観が損なわれているだけでなく、海洋生物にも深刻な影響を与えるとの懸念が高まっていることが報告されました。
同団体が、ボランティア3,000人以上を募って、イギリスの海岸線145キロメートルに位置する269ヵ所のビーチで、イギリス最大の「海岸大掃除」を実施。その結果、海岸沿いに散らかっていたゴミは1Kmあたり1,897個にも達し、前年の調査結果、2,075個よりは少なかったものの、10年前に比べるとまだ82%も多いことが分かったといいます。
ゴミ全体の60%を占めるプラスチックで、平均すると1kmあたり1,107個がみつかる計算になり、ゴミの種類の中では最も多いことが明らかになりました。
プラスチック製のゴミの中でも特にビニール袋や網などは、海洋生物が誤って飲み込んでしまい、「事故死」する元にもなりかねず、またプラスチックは自然分解されにくいことからも、環境への悪影響が懸念されているといいます。
「The Marine Conservation Society」では、清掃作業に参加したボランティアからも海岸のゴミに関する多くの懸念が寄せられたとしており、ビーチのゴミが与える影響の深刻さを指摘。イギリス環境省ではこの調査結果を反映し、ゴミは家庭に持ち帰るよう呼びかけています。

5.牛乳配達がインターネットで可能

牛乳は今やスーパーマーケットで購入するのが主流となり、かつては日常的風景だった宅配サービスの利用者は減少する一方です。乳製品産業団体は牛乳配達をインターネットで受付けるというサービスを実施する予定であると伝えました。

イギリス国内の牛乳や乳製品産業の代表団体である「デイリーUK」では、牛乳配達サービスの利用者数が最も急激に減りつつある都市部の消費者を中心に、インターネット上で最寄りの牛乳配達業者を検索し、配達を申し込むことができるウェブサイトの設置を計画中。
同団体の代表ジム・べッグ氏は、この新サービスが多忙な現代生活を営む消費者の需要に応えるものと期待。すでに食料品や衣料といった日常の買物をオンラインで済ませることの多い、若い世代にもアピールすると説明しています。
牛乳生産者の保護を目的とする団体「ザ ミルク デベロプメント カウンセル」の報告では、宅配サービス利用の牛乳消費量は、10年前には牛乳消費市場全体の45%でしたが、現在では13%に激減。この主な理由としては、牛乳1パイント(約568ml)あたりの価格が、スーパーマーケットでは32ペンス(約64円)であるのに対し、宅配達サービスではこの2倍近い価格のためだと考えられています。こういったマイナス面をカバーするため、配達業者の中には、現代人のライフスタイルに合わせ、顧客が仕事から帰宅する時間帯に配達を行ったり、牛乳と共にCDや本、コンタクトレンスなどの配達を請け負ったりするところもあるといいます。
牛乳配達が減少している日本でも何かのヒントになるのかもしれません。

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