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No.396【お客様は常に正しい】-2006.3.8

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No.354【今時のイギリス】-2005.5.11 プリント メール
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2006/06/08 Thursday 11:19:38 JST
No.354【今時のイギリス】-2005.5.11
JR福知山線の脱線事故で犠牲になられた方々に哀悼の意を表します。
私も関西出張の折にはよく利用していましたので、他人事ではありません。
公共交通サービスで一番、優先されるべき「安全」が犠牲にされたのは非常に残念です。
いかなるビジネスも品質を犠牲にして高収益をあげても存続できないのは分かりきっているのに基本中の基本が麻痺しているのでしょうか。
ちなみに、鉄道発祥の地、イギリスの定刻運行は80%だそうです。
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1 300年の歴史を誇るワインの老舗

ベリー・ブラザーズ&ラッド社は300年の歴史を誇る、イギリスで最も古く、ヨーロッパでも屈指のワイン商。当初から家族経営により成り立ち、現在8代目の当主が受け継いでいます。1903年にイギリス王室御用達店としても認定されています。ワインの中でも特に高いとされるボルドーワインのシャトーペトリュスをはじめ、様々な高価でアンティークなワインが販売されています。ワイン販売の他にも「ナポレオンセラー」と名付けられた地下貯蔵室では、専門家によるテイスティング指導やワインスクール、ワインランチ、ワインディナーなどが開催されるイベント会場にもなっています。

2 イギリスの鉄道事情

イギリス国鉄の民営化以来、240億ポンド(約4兆8000億円)もの設備投資を行ったにもかかわらず、5分の1の列車が依然定刻どおりに運行していないことが戦略的鉄道協会(Strategic Rail Authority)の報告で明らかになりました。
ここ数年、時間どおりの列車運行がわずかに向上しているものの、依然として20%がダイヤどおりではありません。

同協会の調査によると、イギリス全土で、昨年の10月から12月にかけては、80.3%しか定刻どおりに運行できておらず、2003年に比較してもわずか3.9%の上昇に留まっていることを報告しています。更に5社もの鉄道会社において、2003年より2004年の方が運行サービスの悪化をしめしています。
ロンドンからスコットランドの長距離サービスを提供しているヴァージン・ウェスト・コーストに関しては、同期間において74.5%から66.4%にサービス低下しており、実に3分の1もの列車が運行遅れになっているとのことです。
その他でもバーミンガムをはじめとするイギリスの中央部を走るセントラル・トレインズも時間どおりが67.2%というありさま。
鉄道旅客カウンセルのピーター・ビッグス氏は「鉄道利用のお客様は、時間どおりの運行をはじめとしたサービスの向上を待ち望んでいます。しかし、依然十分なサービスに至っておらず、まだ時間を要するでしょう。」と述べています。
先進国でありながら、先進国の鉄道レベルとは言いがたいのが、現在のイギリスの鉄道といえるでしょう。

3 ヨーロッパ諸国の健康支出比率

OECDの2003年HEALTH DATAでは、健康分野に投じる歳出に関するヨーロッパのOECD加盟国のランキングを公表しています。同報告書によると、GDPに占める健康支出の割合でそのランクを決定しています。
イギリスは6.2%で9位と相対的に低いことが、この数値から伺えます。ちなみにドイツがトップで8.0%、以下アイスランド(7.6%)、福祉国家で有名なスウェーデン(7.4%)、フランス(7.2%)、デンマーク(7.1%)という順になっています。
欧米や日本など先進国を中心に広まる健康志向の流れの中、イギリスにおいても今後健康支出は増える余地が多く、同分野におけるビジネスの展開がいっそう期待されえるのかもしれません。

4 成功を収めたイギリス企業家の特徴

ビジネス雑誌、Management Todayによると、成功したイギリス起業家の性質として3つの特徴を挙げています。
一つは、リスクを背負える能力があるかどうかということです。
例えば、イギリスで著名な起業家CMC社のペーター・クルダス氏は関係者全てから反対された新たな金融取引のソフトウェア-システムを開発するのに3000万ポンド(約30億円)を投じたそうです。その結果、同分野で現在イギリスのリーディングカンパニーの地位を占めています。
二つ目は、市場で見落とされているものを見出す能力に優れていることを挙げています。
女性下着メーカーで一躍注目を集めるようになったブラビシモのサラ・トレメレン社長は、大きめな女性に合う下着が少ないイギリス下着市場において、そのようなニーズを満たすファッショナブルなものを提供し、成功を収めています。
三つ目の性質は、成功するまで継続する力を挙げています。
CPP Holding社のハミッシュ・オグストン氏は、CPPカード(ICカードの一種)の保護のためのオペレーションから利益を得るようになるのに10年もの年月を耐え忍んだそうです。

5 イギリス消費行動の変化

市場アナリストのMintelによると消費者が商品やサービスを購入する際、個人個人にあったアプローチを重視している事が明らかになりました。
多くの人が、金融機関によく見られるコールセンターに頼りがちなサービスよりはフェイス・ツー・フェイス型のサービスを求めるようになっています。また、大型スーパーで買い物を済ますより地元のマーケットやお店から買うといった伝統的なアプローチを好むようになっているとの事。
更に、最新のものを買わなければいけないというプレシャーにも嫌気をさしてきていると述べています。
一方で、旅行者も従来の大手旅行会社によるパック旅行から個々人が独自に旅行先を探す傾向が強まっていることにも言及しています。
Mintel発行のイギリスライフスタイル年鑑は、「消費者はますます独自のアプローチにこだわりを持つようになっている」と述べています。
32の人が大手スーパーは単に生鮮三品を買う目的のみに使用したいと回答しており、これは1993年時の21に比べて大きく上回っていることが伺えます。一方で地元のお店を支持したいという人が3分の1以上を占めており、「人工的な化学調味料や保存料を使用しがちな大手スーパーには関心がない」との意見が増えてきています。

6 新聞紙の小型化

最近のイギリス新聞界の大きな流れの1つに、「ブロードシート」(「高級紙」として日本では訳されることが多い)と呼ばれる、日本で言うと全国紙にあたる新聞の小型化があげられています。
2003年9月、4大高級紙の中では発行部数が最少のインディペンデント紙が、小型タブロイド判とブロードシート判の同時発行を開始。通勤電車の中での読みやすさ、手軽さが受けて、発行部数を急速に伸ばしました。
2003年11月には、英国エスタブリッシュメントが読む新聞として216年の歴史を持つタイムズ紙も、これに追随。
この1年で、小型化の動きは、イギリスだけでなくヨーロッパ諸国全体に広がっています。
2004年9月のインディペンデント紙の発行部数は約26万部で、前年同月比21%の増加。流れを追ったタイムズ(約62万部で4.5%増)に、伸び率で大きな差をつけています。
インディペンデント紙は、2004年5月、大型判の発行を停止し、小型のタブロイド判のみになりました。11月にはタイムズ紙もタブロイド判のみに移行。
何でも小型、軽量化することが得意な日本の技術やサービスなどがこのような流れに一躍を買うことがあるのかもしれません。


 
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