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No.381【「人はコストではなく資源だ」】-2005.11.16
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No.363【建設業はサービス業だ】-2005.7.13 プリント メール
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2006/06/07 Wednesday 13:24:41 JST
No.363【建設業はサービス業だ】-2005.7.13
ロンドンでも同時テロ発生

200577日、G8サミットが開催される当日、ロンドンでも同時テロが発生しました。しかも、ニューヨーク同時テロと同じ早朝の時刻(8:47)に、地下鉄3駅、バス4箇所で発生しました。
犠牲者は50名近く、負傷者は700名を越える模様です。
当社のロンドン駐在スタッフの島本久美子はおかげさまで無事でしたが、緊張した日々を送っているようです。彼女の報告の一部をご紹介します。
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建設業はサービス業だ

健康体で生き残れる建設業は30%

先週、建設業に強い影響を与えるインパクトは何かを検討したときに、「①公共工事の縮減」と「②持たれ合い構造の崩壊」、「③商品開発力が欠如」、「④本物のマネジメントが求められている」という4つのインパクトを右図のように導き出し、その結果、建設業が生き生きと健康体で生き残れる確率は30%だと結論付けました。
物のマネジメントが求められている」という4つのインパクトを右図のように導き出し、その結果、建設業が生き生きと健康体で生き残れる確率は30%だと結論付けました。
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本当に公共工事は縮減しているか?

今回は、4名(谷口、根橋、長井、目加田)でワークショップを行った様子をお伝えします。
「公共工事が減っているというけど、実際にどれぐらい減っているのかなあ」
という疑問が起こり、データを分析する事にしました。
国土交通省が2005年6月に発表した統計資料(次頁)によると、H17年度の建設投資見通しは公共工事、民間工事あわせて51.3兆円に上り、昨年に比べて2.7%減少している。前年を見ると、52.7兆円でやはり一昨年対比で2.2%減少している。
では公共工事はどうかと見ると、H17年度は19.3兆円で昨年対比8.4%の減少である。やはり年々減少しているのは間違いない。日本の公共工事のほとんどは土木工事であるから、土木工事は17.1兆円で7.8%の減少である。
「土木は大変だな。役所が業種転換を薦めるのももっともだ」
「民間も厳しいね。伸びてるところはないのか」
「建築の中で『非住宅』ってあるだろ。これは製造業の設備投資なんかがこれに入るけど、結構順調なんだよ」
「着工戸数統計をみても、アパートやマンションは伸びてるねえ。民間は元気なんだ」
「減っている局面を見るか、伸びている局面を見るかで意味は全く異なるわけだ」
皆さんはどのように受け止められますか?
建設業というマクロな括りで捉えると市場が減少しているが、個々に見ていくと建設業でもまだまだ魅力的な市場がある事が分かります。しかし、激烈な競争とエゲツナイ価格競争に見切りをつけて、新しい市場に進出するのも大きなチャンスです。

<平成17年度建設投資(名目値)>(単位:千億円、%)
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出所:国土交通省総合政策局情報管理部建設調査統計課
http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/


<着工件数の推移>単位:千戸
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2005年版「日本の統計」http://www.stat.go.jp/data/

持たれ合い構造の崩壊
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建設業は談合や研究会を行うことによって受注調整をはかり、競争による価格下落を防いできた。

しかし、先日、大規模な橋梁工事の談合疑惑が摘発され、社会の指弾を浴びている。基本的になくなることはないだろうが、今までのようなやり方は難しくなるので従来の業界構造は変化せざるを得ない。
「発注形態がめまぐるしく変化しているから、ついてゆくだけで大変だろう」
「ISOが一巡したら、CALS/ECの導入だし、これが一巡したら、次は何が出てくることやら」
「民間工事では権力に物を言わせて指値が横行しているから、代理人の交渉力が必要なくなった」
「公共工事から公共事業への比重が高くなっているから、異業種参入が増えてくる可能性がある」
「経営審査によるランク付けも来るところまで来た感じがする。そのうち、皆、特Aになっちゃう」
「利益を確保するために、エンドユーザーに近づいている。結果的にナカヌキになっているが、これは業界の発展に寄与している」
これは、今まで磐石と思っていた地面が崩れだした、もたれあい構造が崩壊しだしたと見たほうが良いだろうという認識で一致しました。

これからは商品開発力が不可欠

これからの建設業はサービス業にならねばならない。スペック合格が顧客満足ではない。
「エンドユーザーに近づくことによって、情報の全体像が具体的にみえるので、アドバイスができる」「アドバイスができると、付加価値が増えてくる」
「末端に行けば行くほど、物の価格だけが重視され、顧客の思いとはかけ離れた素材になってゆく」
「エンドユーザーは価値を買うので、価格は関係ないのである。エンドユーザーに価値を理解してもらう努力をしなければ存在価値はない」
「そのためには、「商品化」「見える化」が不可欠だよね」
紙面途中ですが、「建設業はサービス業だ」というキーワードが出てきたところで次号に続きます。

最終更新日 ( 2006/06/07 Wednesday 13:26:46 JST )
 
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