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2020/01/08 Wednesday 09:01:38 JST

No.1095 ≪変化を楽しみチャレンジする企業に幸あり≫-2020.1.8 目加田博史

 

新年あけましておめでとうございます。2020年の東京オリンピックイヤー。庚子(かのえね)の大波乱の年。ワクワク・ドキドキ・ヒヤヒヤの1年が始まります。このような大変化の年は逃げても隠れてもどうしようもありません。まして、真正面から対決するなど無謀としか言えません。中でも中小企業は自らの強みを自覚して、時流を読んでうまく適応することが大事です。適応するとは変化を楽しみチャレンジすることです。常に失敗を恐れず「青春」を謳歌することです。平時の失敗は致命傷になりかねませんが、戦時の失敗は成功のきっかけになることが多いものです。このような時こそ、中小企業は逆張りの経営、逆転の発想が原理原則となります。

今から、60年前の1960年。何があったか思い出してください。第二次世界大戦後の連合国では、戦後の覇権を握ったアメリカと共産勢力の拡大を目指すソ連が対立し激突します。両陣営の代理戦争の現場は朝鮮半島になりました。朝鮮半島は資本主義陣営の南朝鮮と共産主義陣営の北朝鮮に分断され、1950年~1953年7月に休戦するまで3年間戦争状態となりました。翌年1954年~インドシナ戦争が勃発し、ここでも資本主義陣営と共産主義陣営の対立から国家が分断されました。そして、JFケネディ大統領の就任とともに激化してゆきます。ベトナム戦争の勃発です。このころ、日本では5年前まで第二次世界大戦で敵国同士であった日米が旧安全保障条約を締結し、朝鮮戦争では連合国の要請で海上保安庁が機雷除去の支援を行っています。そして、日本独立後も米軍が日本駐留を可能にする日米安保条約(60年安保)が締結されています。

さらに60年前の1900年には中国で義和団の乱(庚子事変ともいう)が発生し、駐留する8か国に宣戦布告しています。義和団の乱が8か国の連合国により鎮圧された後も、南下政策を推進するべく駐留していたロシアに対し、日清戦争で朝鮮半島の権益を獲得していた日本はロシアに脅威を感じて満州に駐留していました。これが1905年からの日露戦争につながるのです。このように、庚子(かのえね)は、波乱含みの年なのです。

一方、大変化から70年が経過すると新たな大変化が起きるという70年循環説があります。
例えば、明治維新(1867年)以降日本は「富国強兵」「殖産興業」をスローガンにアジアで唯一、欧米列強の仲間入りを果たします。そして明治維新から70年後の1937年には、連戦連勝の成功体験から硬直的に日中事変をきっかけに第二次世界大戦に突入してゆくのです。敗戦後、日本が独立するのは1952年のサンフランシスコ講和条約です。朝鮮戦争特需を経て高度成長を成し遂げ、刻苦勉励の末、今の物質的経済的な豊かさを享受し、世界2位(2011年に3位)の経済大国に発展します。そして、独立から70年後の2022年には新たな変化が起きてくることでしょう。

ロシアで共産革命が起きてソ連邦が誕生したのが、第一世界大戦真っ只中の1917年。それから約70年後の1989年11月9日にはベルリンの壁が崩壊し、ソ連は解体されロシアが誕生しました。新体制のロシアは経済的な苦難を乗り越え、世界有数の資源国、軍事国家として次なる未来に向かおうとしています。

中国共産党を起源とする中華人民共和国が誕生したのは1949年。昨年は建国70周年を盛大なパレードで世界に発信していました。また、習近平の永世主席体制が確立し、今やGDP世界2位の大国として、一帯一路を拡充し、5G世代の先進技術を普及させようとしています。中国元でのデジタル通貨を通じて基軸通貨の覇権を握るのではないかと噂されるまでに至っています。次の70年の節目に向けて大きなどのような進化を遂げるか注目したいところです。

宇宙空間においても70年循環説があります。人類が初めて宇宙に人工衛星を打ち上げて成功したのは、ロシアのスプートニク1号においてです。1957年の事です。その後、アメリカのアポロ計画で人類を月面に送り、その後国際宇宙ステーションには6人が常駐しています。宇宙衛星は約7600機あり、機能しているのは約4400機だそうです。気象予測やネットインフラの充実、無人自動運転技術などのCASE技術を支えています。スプートニク1号の成功から70年後の2027年まであとわずか、次はどのような大変化が起きるのでしょうか?

コンピュータの世界では、1951年にIBMに先駆けてレミントンランドがトランジスタによるプログラム内蔵式の商用コンピュータ「UNIVAC1」を販売しています。その後、目覚ましい技術革新を繰り返し、コンピュータはデバイス化し、日常携行するスマホにまで進化しました。これからはメガネや時計、指輪と言った身体装着型に進化し、最終的には体内埋め込み型に変わってゆくと思います。UNIVAC商用化から約70年。次代の変化は今年から起きてくると思われます。

このように2020年、庚子(かのえね)年は激動の大波乱の年になると思います。大波乱は、冷静に時流を読んで、わが社の持てる強みをどのように生かせばよいか、大いにチャレンジする年になることでしょう。チャレンジした企業のみが生き残り、関係者一同が幸せを享受できる年となりましょう。

No.1095 変化を楽しみチャレンジする企業に幸あり.pdf 

最終更新日 ( 2020/02/28 Friday 11:30:03 JST )
 
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