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2019/12/18 Wednesday 11:29:51 JST

No.1093 ≪来年を占う≫-2019.12.18 目加田博史

 

最近恒例の干支で来年を占う事にします。私の干支の師匠は安岡正篤師の「干支の活学」(プレジデント社刊)及び関西師友協会の出版物です。お含みおき下さい。
2020年は干支でいえば「庚子(かのえね)」です。大きな変化のきっかけになる年です。
前回の「庚子(かのえね)」は1960年です。この時に日本では60年安保が締結されました。アメリカではJFKが大統領になり、ベトナム戦争に突入しました。

十干は、古代人が草木の「幹」のエネルギー状態に当てはめて表現しました。地に落ちた種が発芽するのが甲(きのえ)で陽、地上に小さな葉を出し、地上のあまりの厳しさに身をかがめるのが乙(きのと)で陰、それを乗り越えて双葉に成長するのが丙(ひのえ)で陽、幹がぐんぐんと太くなり充実するのが丁(ひのと)で陰、その幹に多くの葉が茂るのが戊(つちのえ)で陽、虫がつくぐらいに繁茂して暗くこもるのが己(つちのと)で陰、幹が太くなり、葉が勢いよく生い茂るのが庚(かのえ)で陽、そして花が咲き実がつくのが辛(かのと)で陰、実が成長し立派に熟し、収穫を迎えるのが壬(みずのえ)で陽、実や葉が地上に落ち、枯れ木になって次の準備をするのが癸(みずのと)で陰、この10のエネルギーサイクルを十干と言います。

庚子(かのえね)の庚(かのえ)は十干の7番目で、エネルギーは陽。五行でいえば金。方角は西。植物の成長が止まり新たな段階に入ることを意味し、花が咲き、実がつく準備に入るのです。また、3つの意味も合わせて持っており、1つは継承、継続、2つは償う、3つは更新。従来の物を断絶することなく継続、承継し、罪や穢れを払い清めて、償い、思い切って更新してゆかねばならない。つまり、進化させることが使命となります。
会社でいえば、過去の積み重ねの上に、次代に備えるために新たな風土に更新してゆく時です。ステージがあがり、さらに進化させる責任がある年です。

十二支は、植物の「枝」に象徴される生命・細胞の分裂から次第に生体を組織・構成して成長し、成熟・老衰して、元の細胞・核に還る循環を表します。
子(ね)は「孳」と同意で、増える、すなわち細胞が分裂・発達する能動的積極的な様を表しています。それがいろいろに組み合わさってさまざまの組織・器官をつくってゆきます。これが丑(うし)。本来は「紐(ちゅう)」です。それがぐんぐん発達するのが寅(とら)。次第に地下のエネルギーが進展し地表に進出した様を午(うま)と言います。木の上層部である枝葉が繁茂する様を未(ひつじ)といいます。繁茂しすぎた枝葉を払い落として新しい生命が伸びるようにする様を申(さる)と言います。さらにだんだん発達して、元の細胞・核に還る、亥(い)となります。この原理を庶民にもわかりやすいように動物に例えたのが現在に伝わっているのです。
例えば、子(ね)は、収穫して貯蔵していた作物を狙って増えるものは何かと考えた時に、古代人はそれは鼠だと考え子(ね)としました。子(ね)は子供でもありますのではじまりも表すようになりました。

庚子(かのえね)の子(ね)は、十二支の最初で、陽を表し、五行では水、方角は北。庚と子は相生関係にあり万事順調に進む吉相を示しています。「更新」によって物事が「はじまり」、順調に進展する様が想像できます。

60年前の庚子(かのえね)の1960年(昭和35年)は、岩戸景気(1958年7月~1961年12月)の真っ只中で、池田内閣の所得倍増計画が高度成長のきっかけになりました。同時に、岸内閣で国論を二分した日米安全保障条約(60年安保)が締結され、20年前まで敵国同士で戦ってきた国が、世界最強ともいえる同盟関係になった年でもあります。
一方海外に目を転じると、JFKがベトナム戦争に参戦し、泥沼化してゆきます。冷戦状態にあったソ連ではボストーク宇宙船で有人宇宙飛行に成功しています。
子(ね)年を見ると、2008年は世界に緊張が走ったリーマンショック事件が起き、世界で50兆円もの資産が一瞬で消滅しました。1996年は橋本内閣で「金融ビッグバン」が始まり、翌年には山一證券、拓殖銀行等の多くの金融機関が破綻しました。

昨年2018年12月26日に発行したメルマガの2019年の見通しは結構的を得ていたのではないかと思い、再掲いたします。
「(前略)十干は、幹の成長は続くもののエネルギーは実の方に移行します。十二支は、結実し、種が地上に落ちる段階を迎えます。これらを踏まえて考えるならば、経済的には安定成長を続けるものの、行き詰まりが見え、ピークアウトの時機を迎えるのではないでしょうか。社会的には、起爆性にとんだ年ですので、自然災害の多発が予想されます。また、働き方改革の進行や外国人労働者やインバウンドの増長から、従来の社会秩序が通用しなくなり、乱れをただす規律の強化が必要になります。政治が活躍しないと社会が混乱に陥る可能性が高くなります。(後略)」
エネルギーの循環法則である干支は、その意味するところを読み取ることが要求されますが、日ごろの探求力と想像力を鍛えておく必要があります。

最終更新日 ( 2019/12/25 Wednesday 11:48:05 JST )
 
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