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No.400【会社は細り命を落とし、個人は太って命を落とす】-2006.4.5
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No.366【あなたの会社はチームになっているか 】-2005.8.3 プリント メール
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2006/06/06 Tuesday 11:00:45 JST
No.366【あなたの会社はチームになっているか 】-2005.8.3 2005731()、韓国の太田市で開かれたサッカーの「東アジア選手権」でジーコジャパン(FIFA13位)が北朝鮮(FIFA91位)に1-0で完敗しました。6月のコンフェデ杯でFIFA 1位のブラジルと互角に戦い、すばらしい感動を見せてくれたチームとは思えない戦いで、スポーツ音痴の私が見ても、「負ける戦い方」でした。
チームプレイになっていない。何かが欠けていました。

会社の組織はサッカーに学べ

サッカーは今の時代にぴったり合ったスポーツです。1996年以来、組織経営はサッカー型に対応させなければならないと考え、顧問先にも積極的に導入してきました。従来の野球型組織ではもう勝てないと思ったからです。
そのきっかけは、1995年に発生した様々な事件事故とその後のコミュニケーションの変化とスピードの速さです。

  • 1995117日に発生した阪神大震災で、多くの人命が奪われ、沢山の会社が倒産するという悲惨な天災地変を経験しましたが、同時にコミュニケーションツールとして携帯電話が一気に普及しました。
  • 1995323日に発生したオウム真理教による地下鉄サリン事件。平和な日本では想定外のテロが発生し、安全神話とともにバブル崩壊後の社会の閉塞観と合わせて価値観が複雑に多様化しました。
  • 19951123日に発売されたWindows95の登場によりパソコンとインターネットの普及が急速に進み、ホームページやメールによる情報速度が一気に倍化しました。
従来の野球型組織に代表されるピラミッド組織による経営は変化せざるを得なくなりました。
トップダウン型の指示命令によるコミュニケーションではスピード時代には対応できなくなり、競争力をなくしていったのです。
野球は監督の判断で試合そのものを中断する事ができますし、ルールや判断に抗議することもできます。2時間で終る試合もあれば5時間かかる試合もあります。他に娯楽のない時代にはお客様も我慢して付き合っていただけるでしょうが、インターネットも携帯も普及した時代には、お客様は忙しくて、時間が足りないのです。即断即決で、試合結果だけ見ればよくなってしまいました。主要な関心事ではなくなってしまったといえます。
一方、サッカーは限られた時間の中でシンプルなルールで勝負が行われ、第一、地元チームを一緒になって身近に応援できる。選手の生の顔が見えて、声が聞こえ、息遣いが伝わるという面白さがあります。同世代の仲間とのコミュニケーションが苦手でもサポーターなら受け入れてもらえる。
自分の考えや思いを表現し発進できる面白さを自覚したわけです。
仲間のすばらしさ、チームのすばらしさに気づいたともいえます。参加してこそチームメンバーであり、面白いという事が実感できたのです。

会社の組織も同様で、いつまでも監督やコーチの出すサインを見て、指示通り行動する選手が優秀な選手であった野球型からボトムアップで、必要な情報は自分で収集し、臨機応変に判断しゴールに近づく事が要求されるサッカー型になって来たのです。

チーム意識を植え付ける

考えるチームが必要な時代になり、かれこれ10年になります。
ところが、チームプレイが得意でないメンバー(社員)が結構多いのにはびっくりします。依然として、チームメイトではないのです。チームとしてのまとまりがないのです。
なぜかと考えると、リーダー(トップや幹部)が依然として野球型のチームプレイをしているのに、メンバー(社員)はサッカー型のプレイをしている。
リーダーがチームのマイナス面、自由気ままに行動させるというわがままだけを黙認し、チームとしてのルールの徹底やチームメイトとの信頼関係の構築や極限状態での一体化に力をいれていないのが原因なのです。
チームリーダーがメンバーの自主性だけを尊重したのではチームは勝てる試合にも負けてしまいます。チームリーダーが常に高い視座に立ち、チームを成長させるために課題となるチームの弱点を克服するためのトレーニングが欠かせないのです。
チームワークを阻害するメンバーの排除は当然の事として、メンバーが常に新しい技術や知識やフォーメーションを身につけてゆく環境を創造し提供しなければなりません。
果たして、そのような観点で自分のチーム及びメンバーをトレーニングしているかどうか。
慣れ親しんだスタイルと異なるスタイルを実践する事はものすごい反発があります。今まで正しいと信じていた常識を疑わねばならないのはこの上ない苦痛を伴います。まして、アタマが良くて優秀であればあるほど、思考が固定観念で信念化しており、これに運動不足で体が硬く、年齢が高く、社会的地位が高く、待遇が高いほどその苦痛は想像を絶するものです。
しかし、自らを破壊する勇気と決断を持たねば成長できないことも事実です。

社員は自社商品を自腹で買いますか

チームにおける信頼関係はチームを好きになることから始まります。チームメンバーを好きになる。
ある顧問先の量販店で、客数アップの対策を検討しているときに、増客が困難な理由としてある幹部社員が「社員やパートさんでさえ、よその店で買っている。それほど商品や店に魅力がないからだ」と平然と言うのにびっくりするとともに、猛烈に腹が立ったのを今でも覚えています。
早速、客数における社員の比率を調査してみて愕然としました。日ごろの食材や雑貨を自分が働いている店で買っている社員の比率が20%もないのです。
「幹部から見本を見せよう。幹部は最低毎月2万円、店で買い物をしよう」と提案しましたが、幹部の猛烈な反対にあい、しかもトップの決断も得られなくて頓挫しました。自腹を切って自社商品を買うということはお客様の視点に立って商品やサービスを見直すことを意味します。それができない。どこで買うかは自分の自由だと幹部が言っていたのでは、会社が成長するはずがない。
その後、支援契約が終了するとともにご縁はなくなりましたが、1年後には会社更生法を申請し、破綻してしまいました。
チームメンバーが収入を得るための対象としてのみチームを捉え、何の愛着も感じないとするなら、そのチームはいずれ消滅する事は想像に難くありません。幹部が率先垂範の姿勢をとらずに、社員に強制できるような時代ではありません。
会社が社会に貢献する方法は沢山あるでしょうが、人を沢山採用し、雇用を安定させ、思いっきり利益を出して納税することが最大の社会貢献でしょう。
そのためには社員全員にチームスピリットを植え込んで、一人一人がどうすればチームに貢献できるかを考え、発進し、行動できるように教育し、トレーニングする事がきわめて重要だと思います。
そして、つらいトレーニングの向こうには勝つ喜びが待っていることを教え、体感させる事がリーダーの最大の役割です。チームが最善の状態でいるように、メンバーチェンジや声掛けを実践しましょう。

 
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