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2019/05/22 Wednesday 15:47:07 JST

No.1064 ≪新しいビジネスに挑戦をしていますか≫-2019.5.22 目加田博史

 

1990年3月の総量規制に始まるバブル崩壊から30年、2008年のリーマンショックから約10年。その間、21世紀のミレニアムを迎えて、多くの企業が淘汰されて生き残った企業同士の戦いが続いています。
失われた20年とも言われた低成長経済の先に待っていたのは、2011年3月の東日本大災害でした。それも乗り越え、アベノミクス景気で比較的安定した経済環境が続いています。
米中経済戦争は第四段階に入りそうで、日本への影響も甚大になるとエコノミストの警鐘が鳴り響いています。

IT系企業は途方もない潤沢な資金を元手に、目覚ましい技術革新を遂げ、すべてのものがインターネットにつながるIOTはスマホの普及で常識となり、自動運転、空飛ぶ自動車は時間の問題で、産業ロボットから人型ロボットへの進化は目を見張るものがあります。宇宙ビジネスも活気を帯びています。このような人類が出会った歴史の中で今ほどテクノロジーの進歩が著しい時代はありません。

日本の99%を占める中小企業は、祖業を大事にしながら、本業に力を入れてきた30年と言えます。深く深く祖業を磨き、技術を極めてきた結果、最先端技術をつながった例も多々あります。例えば、スペースシャトルの耐熱材はセラミックタイルで出来ており、1200度に熱しても素手で触れられるような素材を開発しています。大型船舶の巨大なスクリューも最後は職人が手作業で研磨して仕上げられます。釘を一本も使わずに建築する宮大工の技術は錆びる宿命にある金属物とは異なり、メンテナンスが困難な建築物に最適です。
何度やっても不良になる成形物の金型を電子顕微鏡で検査しても発見できなかった瑕疵を、ベテランの職人が一撫ですると、たちどころにピンポイントで発見する。その瑕疵を工具でちょこっと修正するだけで、不具合が解決した事例は良くある話です。

これらの技術を磨きに磨いてゆくとその先には、最先端技術との出会いがあります。どのような技術かは今の段階では未知数でも、先端技術で解決できないことが伝統産業の技術で解決出来たり、専門企業の職人技で解決したりするときが必ず来ます。目に見えない極細の回路の診察は印刷会社のお家芸になって久しいですし、祖業の技術を活かせばできることがいっぱいあります。お客様の無理難題に真摯に愚直に向き合うことで、新たな素材開発や新たな技術開発が進み、今までなかった製品が完成します。

はやりビジネスはすでに成熟・衰退ビジネスです。とどまるところを知らない価格競争、際限のないサービス競争の末、数年後には働く人が消えてしまうことになりかねません。
いま必要なことは、今のビジネスを突き詰めて、お客様が困っておられることをとことん追求して、相互に利益が生まれるような仕組みを作り上げることが大事です。
新しい何かを始めるとは、今の仕事を追求してゆくことも大事なアプローチだと考えます。

No.1064 新しいビジネスに挑戦をしていますか.pdf 

最終更新日 ( 2019/07/05 Friday 17:23:21 JST )
 
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