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No.397【「おもてなし」が会社を伸ばす】-2006.3.15

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2019/01/31 Thursday 11:06:06 JST

No.1049 ≪会社に巣食う「我儘」という怪物-2019.3.31 目加田博史

 

会社経営でもっとも重要なことは「信頼」です。「信頼」の原点は、親子のそれです。岡山にあるサンクリニックの山縣院長は、生まれたばかりのはだかのままの赤ちゃんをお母さんが抱っこするバース・カンガルーケアを推奨しておられます。肌と肌の触れ合いとぬくもりと次第に強くなる小さな手足の動きが、産んだ喜びと生まれてくれた感謝に包まれると言います。親は子に無尽蔵の慈愛を注ぎ、子は親を一片の曇りもなく信頼し敬愛する。これは「信頼」の極致と言えます。
インディアンの名言に、「あなたが生まれた時、周りの人は笑っていたけど、あなたは泣いていた。だから、あなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人は泣いているような人生を送りなさい」とあります。
この世に誕生した時に、無限の愛と信頼の極致は始まっています。

育つにつれて、親と子の関係は十人十色の様々な関係になってゆきます。子は親の心がわからずに、反発したり、不信感を抱いたり、口も利かなかったりすることもあるでしょう。親は子の心がわからずに、遠慮したり、当たり障の無い関わり方をしたりすることもあるでしょう。成長し社会に旅立つことで、親子の関係は疎遠になりがちです。しかし、やがて結婚し、子供が生まれると、自分が子供だった時の親の気持ちに気づき、深く反省することも多くなります。そこには、忘れていたあのころの「信頼」がよみがえってきます。その時そうせざるを得なかった背景を知ることで、わだかまりが消え、和解が進みます。そして、恩に感謝する心が芽生えます。

倫理法人会では「明朗愛和」を大事にします。明・朗・愛・和の4つのキーワードの内、「愛」の本質は真心であり、子が親に対する「敬愛」と、親が子に対する「慈愛」と、夫と妻の「信愛」により成り立っており、「愛」の特徴は無尽蔵であり、出せば出すほど豊かになり、出し惜しみすると枯渇するようになっている。「愛」にはすべてを受け入れる受容の愛と相手に積極的に働きかける発動の愛がある。受容の愛は「ハイの返事」の実践、発動の愛は「明るい挨拶」の実践、そして、これが融合した時に恩となり、「ありがとう」という感謝の愛が生まれる。さらに、これら「愛」に満ち溢れた人たちが集まった集合体そのものを「和」というと説いています。

「愛和」のあるところに嘘や偽り、虚構や不正はありません。そこに信頼が生まれます。もちろん「嘘も方便」と言われるように善意からくる場合もありますが・・。
信頼は明朗愛和を住まいとしています。まず、「私」から。そして、家庭に。さらに会社・職場に、地域に、国に広げてゆかねばならないものです。先代が後継者に、上司が部下に、社員が協力先に、信頼のリレーをして行くのです。

先代は後継者が入社してくれただけで感謝し、後継者は産んでくれただけで感謝する。先代は後継者に慈愛を注ぎ、後継者は先代を敬愛の情をもってその傘に入る。先代は先祖の恩と徳を敬い感謝し、後継者は先祖の一人となる先代を敬い感謝する。後継者は先代の歩んできた道を歩き、次の世代につなげる道を拓く。会社は先代からの授かりものではなく、次の世代からの預かりものです。そこに「信頼」が生まれます。

経営者は社員が入社してくれただけで感謝し、社員は縁をいただいただけで感謝する。経営者は社員に慈愛を注ぎ、その個性を見出し、気づかせ、強みに変えるべく自発的に行動できるよう手を差し伸べる。社員は経営者を敬愛し、真心で接する。そこに「信頼」が生まれます。信頼が傷ついた時、どう行動するかで人物が問われ、乗り越えるには「信頼」の原点に戻らねばなりません。

相手が思うように動いてくれないと不満がたまります。ストレスがたまります。イライラします。自分が正しく、相手が間違っているととらえているからです。この状態を「我儘」と言います。私も恥ずかしながら我儘をする時があります。忍耐強く自分に言い聞かせているのですがダメな場合があります。この魔性の悪魔ともいえる「我儘」をどう飼い慣らすかで人物が評価されます。
「我儘」とは、相手を我(われ)の意のままにすることを言います。そこには相手に対する強い支配欲が存在しています。相手のあるがままを受容する「愛」はそこにはありません。相手に働きかける積極的な「愛」もそこにはありません。だから、謝恩の「愛」もありません。「我儘」とはそのような厄介な怪物なのです。
単に、自分勝手な言動をする人=わがままな人というレベルではないのです。

「我儘」という怪物を飼い慣らし、「信頼」を積み重ねてゆきたいものです。 

最終更新日 ( 2019/02/06 Wednesday 16:53:59 JST )
 
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