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2019/01/24 Thursday 14:23:21 JST

No.1048 ≪「つなぐ」意味≫-2019.1.24 目加田博史

 

今年は今上天皇が譲位・退位され、5月1日には新しい御世がはじまる記念すべき年です。直近の生前譲位・退位は1817年の光格天皇以来ですので約200年ぶりの出来事です。紀元前660年に神武天皇による建国以来、今上天皇は125代目に当たります。2679年間、125代にわたって代をつなぐことは古今東西・世界の中で日本しか例がありません。世界で次に長いのは、デンマーク王国で約1200年~1300年。三番目にイギリス王室で953年と言われています。皇室や王室の大変なご努力とご苦労に大いに敬意を表します。「つなぐ」ことの重要性を改めて実感しております。

皇室や王室とは本質的に異なるかもしれませんが、「つなぐ」という意味では全く同じ重要性を持っているのが会社です。会社の承継はとても難しい、というのが35年間の経営コンサルタント生活での実感です。「つなぐ」に当たり、問題の無い会社は一つとしてないのではないかと思います。様々な問題や課題があるのが普通で、順調に進む方がおかしいぐらいです。順調にゆきすぎている時は、いずれ別の形で表れてくると思います。

並み居る優秀な人々の中で、厳しい就活を勝ち残り入社した社員が、たった一つの社長ポストを目指して、全身全霊を傾けて競い合う一握りの超優良な企業であれば「つなぐ」ことにそれほど苦労されないかもしれません。
しかし、99.9%の企業は、採用したくても応募が無いのが現状で、いまいる方々でやりくりしなければなりません。この99.9%の会社が、誰に社長を譲るかがとても大きな問題になります。私は、「後継者は同族がよい」と常々言い続けてきました。男女を問わず、子供さんへの承継が最も優れていると確信しています。非同族で優秀な社員に社長を任せたいと思っても、そして、たとえすばらしい財務内容であったとしても、多くの場合は、やんわりと辞退されるのが一般的です。なぜなら、オーナーである株主は同族がほとんどで身動きがとりづらく、しかも、金融機関からは担保提供や保証を求められることも珍しくありません。経営者は、持てる時も持たざる時も、業績の良い時も悪い時も、「会社ファースト」を貫く人です。この経営者の価値観や生活スタイルをサラリーマンだった優秀な社員につないでもらおうとすると、まず配偶者の同意を得られることは非常に難しいし、たとえ同意してもそれに見合った対価(ほとんどの場合は極めて高額な特別扱い)を求めてしまいます。

の点、生まれた時から、先代の価値観や生活スタイルに慣れている子供は、無意識のうちに自覚ができているものです。「会社ファースト」をありのまま受け入れることができます。子供が、「お父さんの会社を継ぎたい」と言って入社してくれるだけで、親はご先祖の徳に感謝しなければなりません。子供が経営者に向いているかどうかはさておき、そう宣言してくれただけで、代を「つなぐ」大事業の8割方は成功しています。
しかし、ややもすると、親の会社に入社する、社長になるのは当たり前で、自分と同様の価値観や行動力、人脈あるいは、多くの場合は自分ができなかったことを子供に託して自分以上の優秀な経営者になるのが当然と思ってしまいがちです。中には、「会社に入れてやった」「社長にしてやった」と豪語される方もおられます。勘違いもここまでくると言葉がありません。もちろん、後継社長になった途端に勘違いされる方もおられます。その時は、「泣いて馬謖を斬った」諸葛孔明のように、心を鬼にして是正するのは先代の役目です。

私は代を継がれた後継者の方に行っているのは、「第一条 親子と言えども、報連相を毎日行う事」「第二条 先代の理念ややり方をそっくりまねること」「第三条 電話が指名でかかるまで人脈関係者を回ること」を伝えています。おそらく、3年も続ければ、後継者の色が出てきても、先代はこれをほほえましく眺めているだけです。
間違っても、就任早々に先代に競争を挑むように自分流のやり方を進めてはいけません。先代を否定し、軽蔑しているように見えてしまいますので、逆鱗に触れてしまいます。

それは、私達は生まれながらにして「つなぐ」使命をもっているからです。つないでいただいた両親に感謝の恩と尊敬の念がビルトインされています。私達を産みいだした両親も、それぞれの両親から「つなぐ」使命を受け取っています。先祖と子孫を「つなぐ」のが私達の使命です。この使命の上に、今生でなすべき使命をもってこの世に生を受け、それを実現するために寿命があると思っています。それが天の意思であり、私達の義務だと思うからです。「つなぐ」重要性を自覚し、「つなぐ」意味を思いめぐらせましょう。

最終更新日 ( 2019/01/31 Thursday 11:09:25 JST )
 
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