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2018/12/26 Wednesday 09:05:20 JST

No.1045 ≪新年に思う≫-2019.12.26 目加田博史

 

先週同様に、干支から時代背景を見てゆきたいと思います。
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)で干支(えと)と言います。様々な見方や学説がありますが、私は、古代人が森羅万象を草木の成長に例えて表現し、十干は「幹」の、十二支は「枝」の盛衰を表現したという説に共鳴しています。また、十二支を動物に例えるのは、庶民がわかりやすいように表現したもので、多少のこじつけはあるものの、核心はついていると考えています。例えば、来年の十二支の亥(い)は、日本では、猪(いのしし)としていますが、発音は違うはずなのに、中国、韓国、台湾、ベトナム、タイ、モンゴル、ロシア、ベラルーシといった国々でも猪(豚)を充てています。
また、干支の組み合わせで年月日時を表し、古典や歴史書に記述されている干支から年代も正確に把握できます。例えば、辛亥年(しんがい)と言えば、西暦では、1971年、1911年、1851年、1791年・・・と紀元前まで遡ることが可能です。また、元号と組み合わせれば、正確に表現できます。例えば、建久辛亥年と言えば、建久8年(1191年)、栄西が南宋の留学からもどり臨済宗を伝えた年だとわかります。辛亥革命と言えば、1911年(宣統3年)10月に始まった清における政治革命をさします。

干支を読むとき、過去3年間の動きが重要で、翌年は流れの上につながってゆきます。その結果、ある程度どのようなことが起きるかを予想することが可能になります。もしかして地震の予知よりも正確かもしれません。

まず十干からみると、2016年(平成28年)は丙(ひのえ)で、2年前に種から発芽した芽が徐々に成長し、双葉となって土を破り、地上に出てきたものの、あまりに外気が厳しくて身をよじって耐え、圧力や抵抗に気を配り、地上に小さな双葉を広げる時です。実際に起きたことは、2月に日銀がマイナス金利開始、3月にシャープがホンハイ傘下に入り、4月に熊本地震発生。また、パナマ文書で世界中の政財界著名人の租税回避地での蓄財が明らかになりました。6月にイギリスが国民投票でEU離脱決定、7月に自民党が参院選圧勝でねじれ解消、衆参両院で過半数超えました。8月に今上天皇が譲位の意向表明され、また、オバマ大統領広島訪問が実現しました。11月にトランプ大統領が誕生しました。

2017年(平成29年)丁(ひのと)は、根がグングンと成長し、そのエネルギーが葉にとどき成長してゆきます。
起きたことは、1月に東芝が経営危機に陥り、4月に働き方改革の実行決定がなされ、7月に九州豪雨が発生し多数の被害者をだし、10月に自民党が衆院選に圧勝し、憲法発議の可能性がでてきました。神戸製鋼、三菱マテリアル、東レ等メーカーの不正が相次ぎました。11月に株価がバブル崩壊後最高値を更新しました。

2018年(平成30年)戊(つちのえ)は、勢いよく成長して根も幹も葉もエネルギーが行き渡り、枝葉は繁茂して陽が当たらず陰にこもってきます。
実際に起きたことは、6月に西日本豪雨、9月に北海道胆振地震発生、さらに毎週相次ぎ超巨大台風来襲、その影響で関空閉鎖、各地で猛暑記録しました。11月にカルロス・ゴーン氏が逮捕されました。海外では、朝鮮半島で大きな変化があり、4月南北首脳会談、6月米朝首脳会談、9月南北首脳会談が開催されました。トランプ氏が公約を実行し、中国との貿易不均衝是正措置をとりました。

次に十二支をみると、2016年(平成28年)申(さる)は、電光が走る象形文字で、「神」に通じ、人偏をつければ伸となり、字形から曲がったものを伸ばす、まっすぐにする意味に繋がり、屈伸、伸張等に使われます。
エネルギー状態は陰気の支配で、どの十干と組み合わさるかによっても変わりますが、壬申、戊申、庚申といずれにしても大きな政変が起きています。実際には日本ではマイナス金利が開始され、イギリスではEUから離脱するというブレグジット、アメリカではトランプ大統領が誕生するという誰もが予測できなかった出来事が起きています。

2017年(平成29年)酉(とり)は、元来、酒を醸造する器を意味し、発酵・熟成を表している。陰気の熟する所。中に醸されている新しい勢力の爆発、蒸発を意味し、新しい革命勢力の誕生を意味します。
この時はよほど、心して、筋を正して、規律をただしてゆかねば大変なことになることを意味しています。
実際には自民党が結党以来ともいえる衆参両院で圧倒的多数の議席を確保しました。

2018年(平成30年)戌(いぬ)は、説文によると、同音に「恤(じゅつ)」があり、象形としては「滅」です。統一し退蔵します。茂にも通じ、枝葉末節が繁茂し、日当たりが悪くなり、風通しが悪くなることで、瑣末なことが過剰に多くなる事を意味します。思い切って剪定し、本来持っている勢いを活かすことを考えねばなりません。実際には経済成長は戦後最長となり、大阪万博も決定し長期的な経済見通しが明るくなりました。一方、朝鮮半島の緊張緩和も著しく、米中貿易戦争の激化は、今後予断を許しません。

2019年(平成31年)の十干は6番目の己(つちのと)で、繁茂して陰にこもり、乱れた状態を切り開くべく、障害物を取り除き、陽が当たり、結実するように筋道を通して紀律を回復しなければなりません。十二支は12番目の亥で、核を表し、生命の完全な収蔵含蓄を意味します。また、男女が二人並んで何事かを為そうとしているイメージを表していることから、「何事かを産もうとしている」「いろいろのエネルギー・問題をはらんでいる」と言う起爆性にとんだ意味になります。猪のように、茂みの中から、突然飛びだしてきて、直進して、田畑を荒らしたり、ろくなことがありません。
十干は、幹の成長は続くもののエネルギーは実の方に移行します。十二支は、結実し、種が地上に落ちる段階を迎えます。これらを踏まえて考えるならば、経済的には安定成長を続けるものの、行き詰まりが見え、ピークアウトの時機を迎えるのではないでしょうか。社会的には、起爆性にとんだ年ですので、自然災害の多発が予想されます。また、働き方改革の進行や外国人労働者やインバウンドの増長から、従来の社会秩序が通用しなくなり、乱れをただす規律の強化が必要になります。政治が活躍しないと社会が混乱に陥る可能性が高くなります。
しかし、それ以上に国際的な動向により大きく影響を受けるように思います。具体的にはイギリスのブレグジットの行方、米中貿易戦争の行方、朝鮮半島情勢の変化に目が離せません。

中小企業は、防災意識を高めて起爆性にとんだ時代を生き残ること、個人主義を優先しすぎた風潮を糺し、一人一人が持てる力を思う存分発揮できるように筋道を明確にたてて紀律を再構築することが重要です。
そして、足が地に着いた堅実、着実な対策を実践し、お客様や社会から求められて生きる会社に進化させねばなりません。売上至上主義よりも利益至上主義、利益至上主義よりも顧客価値至上主義に道を方針を求めてゆきましょう。

最終更新日 ( 2019/01/09 Wednesday 14:19:27 JST )
 
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