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2018/05/24 Thursday 10:42:07 JST

No.1015 ≪組織と体のメンテナンスについて≫-2018.5.24 目加田博史

 

ある会社でのこと。社長は、なんでもよく知っており、なんでもできる有能な方です。超ワンマンで会社を大きく成長させて来られました。早朝から夜遅くまで、あらゆる仕事にかかわり、てきぱきとこなし、社長を会社の頭脳とすれば、部下は手足のようなアシスタントです。当然のことながら、社長は超多忙です。分刻みのスケジュールをこなし、昼休みも休憩もなく、働きづめで、一日が終わるとほとんど思考停止状態です。部下も社長の動きについてゆかねばなりませんのでキャパシティのオーバー状態が続きます。当然、ストレスも不満も蓄積します。いつも笑顔でいたいけれど体と心が言うことを聞きません。
また、相談があって部屋を訪れても、ゆっくりと話を聞くだけの気力・体力が残っていませんので、せっかちに急がせます。もう何十年もこのような状態できましたが、会社はそれでも大きく成長してきました。
規模は格段に大きくなりました。しかし、肝心の技術がわかる幹部が育っていません。右腕左腕となる部下を育て、権限委譲することで、次代につなげないといけないのはわかっていますが、多忙がそれを許しません。
最近は、自分の体力の衰えも自覚するようになり、このままでは、会社の将来が見えてこず、漠然とした不安と焦りにさいなまれています。
幹部育成をしたいけれど、忙しすぎて、その時間が取れず、何度かチャレンジしましたが、その都度、思うように育たない幹部に焦りからくるイライラが募ります。ゆっくりできるのは、日曜日や夜しかありません。しかし、社員にも家庭があり、事情がありますので、だれも良い反応を示してくれません。
こうして、徐々に進む組織の崩壊。パンパンに膨らんだ不満の風船。意思疎通がスムーズにいかず動脈硬化を起こしています。表面上は目立ったトラブルもなく順調そうに見えますが、一歩中に入れば、不満と愚痴で真っ黒です。何度かスカウトもしたことがありましたが、理念や価値観が合わない上に、報酬以上の要求をされ、皆去ってゆきました。組織の崩壊は静かに燎原の火のごとく、広く埋め尽くしています。
さて、あなたなら、どのようなアドバイスをされますか?

メタボリック・ドミノをご存知ですか? 生活習慣病からくる症状をメタボリックシンドロームといいます。医学的には疑義があるようですが、高血圧又は高脂血症又は高血糖のいずれかがあり、腹囲が男性ならば85cm以上、女性ならば90cm以上の方が診断されます。簡単に言えば、未病状態の肥満です。この未病状態を放置すると発病リスクが高まります。高血圧又は高脂血症又は高血糖は痛くもかゆくもありません。さらに最近多いのが歯周病です。歯周病菌が体内に入りこむことで、様々な病気を引き起こすことが知られていますが、これも痛くもかゆくもありません。いずれも血液が瘀血状態になり免疫力が低下して行きます。
そして、ついに、何か一つのバランスが崩れると、ドミノ倒しのように、次々に発病してゆくので、メタボリック・ドミノと言われています。
生活習慣病は血管及び血液を通じて全てが密接につながっていますので、相互に影響を与え合います。一番リスクが高いといわれているのが、糖尿病です。糖尿病になると、免疫力が低下し、末梢神経が麻痺してきますので、感染症にかかっても痛みが無いのでわかりません。それが進行すると細胞が壊死して重篤な状況になります。最後は下肢切断のような事態になります。また、血液がドロドロになり、高血圧と合併すると動脈硬化や脳卒中、心不全を起こします。なんとなく疲れやすいとか漠然とした不安という自覚症状はあっても、静かな臓器と言われる肝臓や腎臓は悲鳴を上げながらも忍耐強く解毒装置と浄化装置の役割を果たし続けます。
しかし、一旦、限度を超えると慢性腎臓病や腎不全になり、死ぬまで人工透析のお世話にならねばなりません。脳に波及すれば認知症、腸に行けば大腸がん、目に行けば失明のリスクが上がります。
厄介なのは、事が起きるまでは、痛くもかゆくもなく、普段の日常が継続されることです。

最初のある会社の事例も、組織の崩壊が燎原の火のごとく広がるのを看過して放置すると、次から次へとまずいことが起こり始め、最後は破たんしてしまいます。メタボリック・ドミノもなにか一つの発病が、次の発病を促進し、それがまた次の重篤な事態の原因となってゆきます。

これを、正常化する方法は、気づいた時に、原点に戻ることです。組織のメンテナンスです。会社であれば、目先の利益を犠牲にしてでも、人材育成を行うことです。それも、焦らず、その人の力量に寄り添いながら。そして、会話をすることです。一度話しただけでわかるならだれも苦労はしません。自分の基準で話しても、ほぼ半分も伝わっていません。何度も何度も、手を変え、品を変え、継続することです。燎原の火のごとく静かに崩壊し始めた組織を救うには、不満や愚痴のガス抜きをして、相手に寄り添い、相手の目線で話をし、それを根気よく継続しなければならないのです。それまで放置しておいたのですから、当然です。1年もすれば光が見えてくるはずです。体であれば、生活習慣の改善です。20171214日のブログ「生活習慣病の薬は続けるべきかやめるべきか」にも詳しく書いていますのでご覧になってください。

 No.1015 組織と体のメンテナンスについて.pdf

 
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