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No.397【「おもてなし」が会社を伸ばす】-2006.3.15

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2018/01/11 Thursday 12:14:13 JST

No.997 ≪今年の進み方≫-2018.1.11 目加田博史

 

あけまして、おめでとうございます。今年も皆様方にとって、素晴らしい1年となりますよう、心より、お祈りしております。

新年にあたり、2017年に起きた出来事で、2018年に大きく影響するであろうトピックスについて、整理をして、今年を始めたいと思います。復習のつもりでお付き合いくださいませ。

昨年1月20日にトランプ大統領が就任以来、意表を突くような施策が次から次へと繰り出され、世界がそれに翻弄されて1年間が終わり、2年目に入ります。昨年末には、アメリカ大使館をエルサレムに移転することを決めて、1500万人のユダヤ教徒と22,5億人のキリスト教徒と15億人のイスラム教徒の聖地である「エルサレム」を事実上、イスラエルの首都と宣言して、パンドラの箱を開けてしまいました。この余波は、今後どのように、影響を与えてゆくのか関心を持って見つめています。

イギリスでは2016年にブレグジットを決めて、2020年をめどにEUと何らかの交渉妥結を目指さねばなりません。1000億ユーロとも言われる離脱費用は果たして誰がどういう形で支払うのか、目が離せません。国民投票で離脱を決定はしたが、その後の政治情勢や費用負担、政治経済面での様々な恩恵やデメリットが明確になる中、第二次世界大戦後のヨーロッパの在り方を模索し、40年以上かけて、数千種類の様々な取り決めをして成立したEUを、離脱のための解除に向けて一つ一つ手続するのは、気の遠くなるような作業だと思います。早くて6年(2022年)とも言われますので、長い目で見てゆきたいと思います。

中国では習近平国家主席が思想といわれるほどの強権を手中にした1年でもありました。中国経済は堅調だという声もありますし、データは化粧されているので実態はわからないという人と様々です。ただ、私の関係先で、環境問題による影響で中国へのビジネスが停滞している話を数件、聞きました。全人代前の情報だったので、その時向けのポーズかと思いましたが、全人代閉幕後も、継続しているという事なので、これは本気かなという気がします。また、習近平主席が、農村部における観光客向けの「トイレ革命」を推進し、2015年~3年間で、68000か所で成果を上げたと評価し、さらに推進すると宣言したことは大きな意味を感じています。中国のトイレのひどさは想像を絶するものがありましたが、それを国家主席自らが旗振りをして改善しようというのです。トイレをきれいにするという人に悪い人はいないと信じています。きっと、中国は、今まで以上に変わってゆくだろうと、期待と脅威を持って見つめています。

12月には日本とEUのEPA交渉が妥結し、発効までは数年を要するでしょうが、世界のGDPの30%を占める市場が誕生したことになります。やっとの思いで合意に達したTPPも、トランプ大統領の一蹴で、アメリカが離脱し、精彩を欠いていましたが、それに代わるともいえる希望が、EPAでもたらされたといえます。おそらく、アメリカともFTA交渉が進められるでしょうから、まだまだ、世界貿易の無関税化、グローバル化はとどまるところを知らないといえます。

イギリスとフランスは2040年までに、エンジン付きの車の販売を禁止し、中国では2019年に販売する車の10%をEV化すると発表しました。車は、オイルで走るのではなく、電気で走る方向性が明確になったともいえます。これは、今後の産業構造、中でもエネルギー産業にとって大きな変革の始まりと言えます。石油の消費量の内、車関連で消費されるのは約40%だといわれています。発電用の石油は増えるかもしれませんが、約半分の需要が、全世界からいずれ消えるとなると、産油国や石油メジャー、石油産業は大変革を今から行わねば生き残れないでしょうし、多くの企業は行き詰まることは容易に想像がつきます。これは、エネルギー革命元年と命名しても良いのではないかと思います。

日本の有名大企業が、次々と不祥事を起こして日本ブランドの信用を落としました。日産自動車の完成車検査問題、神戸製鋼所と三菱マテリアルと東レと立て続けに起きた品質データ改ざんは、大きなショックで迎えられました。必要以上に厳しすぎる日本の品質データのあり方にも問題があると思いますが、不合格品でも「特別採用」ルートで抜け道を作るなら、最初から、品質基準を変更すれば良いのではないかと思います。高い品質、高い付加価値、高い価格を実現するための仕組みだとすれば、「特別採用」の運用は、もっと限定されるべきではないかと思えます。甘えを内包した、大きな危機です。わが社は問題ないか良くチェックしてください。

日本国内で見れば、私の関係先の企業はどこも業績的には、数年先まで好調を維持できそうです。その後はこれからですが、目先の足元は極めて快調と言えます。最も高いリスクは「ヒト」不足です。これに働き方改革を声高に叫ばれ、その一環としてアベノミクスは、賃金アップを要求しています。そのために、設備投資を積極化して、労働生産性の改革推進を要求しています。設備投資をすれば労働生産性が向上するかと言えば、それほど甘い物でもありません。しかし、そこに向かわねば、明日が見えないなら、どのような向かい方をするかを検討する1年になるかと思います。
マイナス金利に代表されるように、人類始まって以来の低金利が、いつまでも続くとは思えません。絶好の好機を生かしながら、わが社の強みを発揮できる分野に、足元を確かめながら、一歩ずつ、着実に前進をしたいものです。
今年もよろしくお願いします。

No.997 今年の進み方.pdf

最終更新日 ( 2018/03/19 Monday 09:30:36 JST )
 
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