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2017/12/27 Wednesday 15:30:26 JST

No.996 ≪来年はすごい年になりそうです≫-2017.12.27 目加田博史

 

 

2018年の干支は、戊戌です。「つちのえいぬ」と読みます。十干と十二支で干支(えと)と言いますが、干が戊(つちのえ)で、支が戌(いぬ)です。干は幹を表し、支は枝を表しており、いずれもエネルギーの状態を言います。幹のエネルギー状態が「戊」で陽の最高レベル、枝のエネルギー状態が「戌」で陽の中レベルと、干も支も陽となり、良くも悪くも、すごい状態なのです。足しても、引いても、掛けても、割ってもプラスになりますので、うまく行けば、大発展し、悪くすると、とんでもない破滅を迎えるかもしれないという年なのです。

歴史的に見ると、これといった大きなトピックが無い年ですが、その背景を探ると、実に様々なエネルギーに満ち溢れた時代だったのです。
60年前の戊戌は、1958年(昭和33年)で、42か月続くことになる岩戸景気が始まった年です。前年の夏から続いていた不況期を脱して、景気後退の影響をほとんど受けなかった、電機、精密、自動車産業、それに関連する鉄鋼、化学、石油産業が成長し、積極的な設備投資で事業を拡大していった時期です。「設備投資に次ぐ設備投資の時代」で、数年後に、池田隼人内閣は所得倍増計画を打ち出すのですが、そのプラン作りが始まったのも1958年(昭和33年:戊戌)からでした。

大企業が設備投資と同時に、打ち出したのがマネジメントの強化で、営業部門、管理部門、技術部門といった間接部門に力を入れて、ホワイトカラーを生みだし、給与が大幅に上昇しました。

1950年13,238円→‘52年20,822円(157%)→’54年28,283円(136%)→’56年30,776円(109%)→’58年34,663円(113%)→’60年40,895円(118%)→’62年50,817円(124%)→’64年63,396円(125%)。

なんと、10年で3倍強、4年で1.5倍弱。最低でも10%以上の賃上げが実現していた時代です。数年後には、アジア初の東京オリンピックが開催されましたので、その高揚感はすごいものがありました。私はまだ小学校にも通っていませんでしたが、家の中に3種の神器(白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫)が一つづつ増えていくことで、未来は希望しかありませんでした。

後に、昭和っ子の好きなものベスト3「巨人・大鵬・卵焼き」と言われる時代に、長島茂雄・王貞治・川上監督が達成した巨人V9は、球界の黄金期を創り上げました。

このころに産声を上げたのが、「主婦の店ダイエー」で、スーパーの黎明期を迎えるのです。相対売りが当たり前の時代にセルフサービスでのビジネスは、「スーと出てパーと消える」と揶揄されましたが、揶揄した既存勢力が消えてゆきました。

日清食品のチキンラーメンやホンダスーパーカブ、スバル360が発売されたのもこのころです。東京タワーが竣工し、その技術力に自信をみなぎらせていました。ある意味で、高度成長の走りと言えるのが、60年前の戊戌だったのです。

一方、世相的には、紛争の絶えなかったベトナムに南ベトナムが誕生したことで、東西冷戦の火ぶたが切って落とされたのが、1955年ごろ。宣戦布告がない戦争なので、始まりが不明ですが、泥沼化してゆく時期が戊戌の年です。まさに、盛んなエネルギーが悪い方に働いた典型と言えます。

日本では、そのあおりを受けて、数年後に迎える60年安保闘争で、学生運動が盛んになってゆきました。

さらに60年前の戊戌は1898年(明治31年)です。この年も、目立った出来事は何もありませんが、その背景は非常に熱いマグマが燃え滾っていました。日清戦争に勝利して、下田条約で遼東半島を領有した日本に、露・仏・独が、「遼東半島の領有は、極東の平和を脅かすので返還しろ」と干渉してきました。頼みの綱だと思っていた米、英が中立を決め込んだので、やむなく返還に応じて、悔しい思いをしましたが、獲得した賠償金で軍艦をつくり、軍拡を進めるきっかけになりました。一方、三国干渉してきた、首謀者のロシアは、日本が返還した遼東半島を租借し、ちゃっかりと実効支配してしまいました。その他の、国々も、めぼしい場所を租借し、清国をめちゃくちゃにしました。その後、日露戦争に発展しますが、戦後好況の後の冷え込みの中で、設備投資は着実に進んでいた時代です。陽・陽のエネルギーが燃え盛り、坂の上の雲へと続いてゆくのです。

戊戌という年は、歴史年表から見れば目立った出来事は起きませんが、その伏線としての動きはとても活発な年だといえます。働き方改革や給与アップ、それを受けて、物価上昇の善循環サイクルが動き出す年かもしれません。くれぐれも、手ぬかりなく、ご準備願います。

今年も、大変お世話になりました。皆様にとって、新年が喜び多き年でありますよう、心より願っております。

No.996 来年はすごい年になりそうです.pdf

最終更新日 ( 2018/03/19 Monday 09:30:23 JST )
 
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