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No.388【2006年は勝負の年】-2006.1.11

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No.981 ≪彼の国への対応≫-2017.9.14 プリント メール
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2017/09/14 Thursday 13:33:58 JST

No.981 ≪彼の国への対応≫-2017.9.14 目加田博史

 

歴史を学ぶと、いろんなことがわかってきます。そして、様々な事実が次第に明らかになり、混濁した矛盾の、その奥にある真実が、ぼやーっと、かすんで見えてきます。さらに探究を続けてゆくと、次第に新事実や新解釈が出てきて、輪郭が見えてきて、ある瞬間に、まるで霧が晴れるようにくっきりとした形になってくることがあります。特に近現代史には、このような現象が多いように思います。それだけ謎が多いということです。

さらに、各国の公文書の情報公開が進み、50年の封印を解かれた膨大な記録が公開され、研究が進むことで、新たな真実が眼前に広がります。今まで、これが真実だと学校で教えられてきた「常識」と、正反対の真実が提示されることも多々あります。
新たに見えてきた真実が、自分の思いと一致しているからと言って、都合よく今までの「常識」と無思慮に入れ替え、探求を終えてしまうと、過ちを犯してしまいます。当時の世相を熟慮し、大義は何かをしっかりと押さえないと間違います。日常生活の中で、何が真実かと問いかけ、真実に近づく訓練を欠かしてはならないと痛感しています。

例えば、日本が8800km離れたアメリカと開戦に至った太平洋戦争の火ぶたは、「卑怯な真珠湾奇襲」で切られたといわれています。しかし、当時の国際社会では宣戦布告なしの開戦はいくらでもありましたので、一概に「卑怯」とは言えないのです。
最初に仕掛けたのは、日本ではなく、アメリカだという真実がアメリカの公文書で明白になっています。それは、経済封鎖の1週間前(1941718日)に、フランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領は、日本本土爆撃計画「JB-355計画」を承認・署名していたことが明らかになっています。なぜ、この計画が実行されなかったといえば、ヨーロッパ戦線が危うくなり至急、準備していた戦闘機や軍艦をヨーロッパ戦線に回したためです。
ヨーロッパ戦線でイギリス・フランスが善戦していたならば、先に日本が奇襲攻撃されていたかもしれません。1週間後(726日)、海外資産凍結とABCD包囲網による石油禁輸という経済制裁が実施されました。
ABCDとは(AAmericaBBritainCChinaDDutch)の4か国です。石油がなければ、軍艦も飛行機も戦車も自動車も動きません。海外資産の多くは生糸の輸出で獲得した外貨や金ですが、これは比較的早く回収できたようですが、石油はどうにもなりませんでした。

もともと、日本はアメリカとは仲良しで、戦争したくなかったはずです。
ペリー来航により開国を迫られ、不平等条約を締結させられたとはいえ、明治以降のアメリカとのかかわりは、非常に親密で、当時の日本の唯一の輸出品に当たる生糸及び絹製品を、無関税で、大量に購入してくれたのはアメリカです。その資金で軍艦を買い、最新設備を買い、富国強兵、殖産興業を実現しながら近代国家へと発展してゆきました。国土も国力も桁違いのロシアとたたかった日露戦争は、長引けば不利になることは明白でした。その時に日露の和解調停を買って出てくれたのも、アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領です。
アメリカでナイロンが開発されてからは生糸の輸出は思うように進みませんでしたが、生糸の輸出がなければ日本は「坂の上の雲」を見ることはできませんでした。

仲良しの日米の間に隙間風が吹き、亀裂が入ったのは、1933年に誕生した親中嫌日のフランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領政権との関係悪化が原因です。さらに言えば、ルーズベルト大統領と親密だった蒋介石との関係悪化がその真因ではないかと思います。ルーズベルト大統領の対日感情や対日政策の過激化の中で、ついには経済制裁、資産凍結、ABCD包囲網と進んでいったのです。
最終的に、アメリカの言いなりになって、あらゆる無理難題を受け入れて、座して死を待つか、先手必勝で打って出るか、「窮鼠猫を食む」所まで追い込まれました。国土の大きさや経済力で、アメリカは日本の20倍以上の巨大な国です。真綿でじわじわと首を絞められてゆく中で、この状態を打開するにはどうするか、あくまでも外交努力を継続しながらも、ぎりぎりの判断がなされたことでしょう。

今、国際社会が行っている、彼の国への経済制裁や対応は、当時の日本が受けた対応と似通っているように思えてなりません。決定的に違うのは、未完成とはいえ核兵器を保有した7番目の核保有国である彼の国に、明確な反撃能力があることです。自国への反撃能力をもった国との間に戦争は起きません。しかし、キューバ危機の比ではないほどの深刻な危機であることは間違いありません。
マスコミ報道だけをうのみにすると、今にも一触即発で何かが起こりそうですが、歴史を踏まえた真実を探求すると、また異なった解釈を得ます。

 
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