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2017/05/24 Wednesday 12:10:15 JST

No.965 ≪この世で起きることはすべて必然だ≫-2017.5.24 目加田博史

 

わが師、田辺昇一先生は、「人生には『遺伝』『偶然』『環境』『意思』が影響している。そして、一見、偶然に見えることも振り返ると『必然』だ。『偶然は必然』で、『必然は偶然』だ」と口癖のように話しておられました。
私もまったく同感で、この世で起きることはすべて必然で、必要なことしか起きないと思っています。
大雨注意報が出ているのに、一滴も濡れずに目的地に着いたり、その逆があったり。終了予定が大幅に遅れ、ラッシュの時間に重なり、予定の飛行機に間に合わない時、信号がずっと青で、普段の半分で着いたり、その時に限って、大幅な遅延が起きて間に合ったり、また、1時間前から出発ゲート前で待っているのに、搭乗案内を聞き漏らして乗り遅れたり。『偶然は必然』で、『必然は偶然』の経験は無数にあります。親の死に目に会えるのも、会えないのも必然と思っています。だから、今いる社員、その家族、そしてお客様、お客様の社員とは、皆、出会うべくして出会い、別れるべくして別れており、すべてに意味があるのです。

家族同伴の社員旅行で、クリスマス前の寒いとき、イタリアのアッシジに行きました。そこで、不思議な出来事がありました。聖フランチェスコ教会から聖クララ教会に向かう石畳の坂道を歩いていた時、突然、妻の靴のつま先が、ぱっくりと口をあけて壊れてしまいました。とても歩ける状態ではありません。私と英語の堪能な社員のC君は、坂道の入口に靴屋さんがあったのを思い出し、「ここで待っているように」と皆に言って、坂道を降りてゆきました。坂の途中で、ボロボロの修道僧のマントを頭からすっぽりと被った『その人』が、杖をついて、裸足で、歩いてこられました。修行僧にしてはあまりにひどい身なりなので、「乞食さんだ。凍てつく石畳を裸足で。かわいそうに。物乞いしているんだろう」と思いました。ポケットの小銭をそれとなく探りながら、顔を見ては失礼だと思い、裸足の足元だけを見ていました。すると、『その人』は、物乞いもせず、すーっと通り過ぎてゆきました。「こんな、人通りの少ない場所で物乞いせずに、教会の広場でやればよいのに」と思いましたが、そのことは、それっきり、気にしませんでした。靴屋さんを探さねばなりません。坂の入口の靴屋さんだと思っていた店は、レザーショップで靴はおいていませんでした。靴屋さんの場所を聞くと、坂を上りきったところにあると教えていただき、妻が待っている場所に戻り、教えられた店で靴を購入し、旅をつづけました。
その夜、ホテルの部屋で、妻に「君の靴が壊れた坂道に、乞食さんがいたよね」と聞きました。クリスチャンの妻は驚いて、「あなたも出会ったの? 私、神様に嫌われてしまう。神様はもっとも虐げられた人の姿でお出ましになることをわかっているのに、『乞食さんだ、来ないでほしいな』と避けていたの。『その人』は、私の方を見て、通り過ぎて行かれた。でも乞食さんじゃなかった。とても透き通った目で、凛々しい顔をした人だった。
気になってすぐに振り返ったけど、『その人』はもうどこにもおられなかった。一本道の石の坂道だから見失うはずがないのに。新しい靴を履いて訪れたサンダミアーノ教会の庭に、聖フランチェスコ像があったでしょ?、乞食さんだと思った『その人』は、フランチェスコだったの」と話した。
翌日、ローマに向かうバスの中で、その話をしたところ、クリスチャンのN君夫妻、Tさんのご主人は見ていたが、C君家族とTさんとその娘さんは見ていなかった。同じ場面に居合わせながら、出会う人と出会わない人がいるのです。これは、偶然か、必然か。「私は、いつも、あなたそばで見守っていますよ」というメッセージか、単なる偶然の空似か。不思議ですね。

また、こんなこともありました。息子が、生後11カ月のころ、いつも寝つきが良くて、手のかからない子なのに、「その日」は、なぜか、ぐづって、なかなか寝ませんでした。「その日」は梅雨明け前の7月の暑い夜でした。2階の寝室で、「早く寝てくれないかなぁ」と思いながら、あやしていましたが、夜中の1時になっても、まだ寝付きません。1階で片付けものをしていた妻が、『あなた、お隣さんが火事だわ』と叫びました。2階の窓から見ると、玄関付近から火の手が上がっています。私と妻は、大声で、『火事ですよ~』と叫んで、近所の人を起こしました。2階の窓を閉め、ガスの元栓を止めて、子供を妻に預けて、バケツに水を汲んでかけました。焼け石に水でしたが、何かしないと落ち着きません。近所の人が、「中に人がいる!」と言って、玄関を開けようとしましたが火の回りが早く、なかなか近づけません。まもなく到着した消防車のおかげで、鎮火しました。結局、住人の方は焼死体で発見されました。しかも、衝撃的なことに、殺人放火事件だったのです。三方を人ひとり分の幅で隣接していましたが、奇跡的に類焼はありませんでした。妻のもとに戻ると、大騒ぎしている現場で、我が子は、何事もなかったように、すやすやと眠っていました。
これは、偶然か、必然か。「お父さん、今日は寝ちゃだめだよ。寝たら大変なことになるよ」と子供が体を張って教えてくれたのか、はたまた、調子が悪かっただけの偶然か。

私の前職はタナベ経営ですが、その前に船井総研にも応募しました。残念ながら、不採用でした。タナベ経営は即決で採用されました。大阪勤務の後、沖縄に転勤しました。その後のご縁で、アメリカ、台湾、韓国、中国と仕事の幅が広がりました。振り返れば、いずれの国も、明治新政府で主税局長だった、先祖の目賀田種太郎が関係した土地です。ハーバード大学に日本人初の留学生として派遣され、そこで学んだ税務・行政・法律の専門知識を生かして、弁護士事務所を経営しつつ、日本人が日本語で裁判ができるように弁護士を育成する専修大学を作り、大蔵省では税の体系を作り、当時の日本領土であった沖縄、台湾、韓国、満州の精密な測量を行い、徴税体制を整備していったのです。仕事のスケールは全く話にもなりませんが、先祖の歩いた後を歩かされているのか、はたまた、単なる偶然か。これもご縁、必然と思えば、親しみもわき、楽しくなります。この世で起きることはすべて必然なのです。

 
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