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2017/02/23 Thursday 13:07:36 JST

No.953 ≪衰退し没落する企業の条件とその乗り越え方≫-2017.2.23 目加田博史

 

いまどき、経営者が、こんなつぶやきをしておられたら、早めに身の振り方を考えた方が良いですね。
「会社の業績は、景気が良ければあがるものだ。今は景気が悪いので業績悪化はやむを得ない。」
「活気があって景気の良い業界にいる会社は業績も良いが、うちのような構造不況業種だとなかなか厳しい」
「社員の出来が悪いので業績が伸びない。もっと有能な社員がおればもっと成長できるんだがなあ」
「昔はよかった。あのころは、苦労も多かったが、面白いように仕事が入ってきたし、儲かった。ほしいものは何でも手に入った、人も、技術も、得意先も。今は、時代が悪すぎる」
「若いころは有能な社員だったが、最近は、ことあるごとに意見が食い違い、方針に逆らうのでやめてもらった」
「本業さえ、まともにできないのに、新規事業なんて無理だ。第一、うちには、そんな有能な社員がいない」
「取引先から、D1(翌日短縮)とCD10(10%値下げ)を要求されている。どちらも難しい。D1にするためには人件費コストがかかり、値上げを要求したいが、逆に10%値下げ要求が来ている。これでは、死ねと言っているのと同じだ」
「うちの社員は、始業直前の駆け込み出勤が多くて困る。私が出勤した時には、掃除も終わって、すぐに朝礼ができるようにしてもらいたいのだが、人使いは難しいね」
「わが社の技術は最高だ。この技術で30年やってきたんだ。わが社の良さがわからない顧客なんて、こちらからお払い箱だ。これからも技術を売り物にしていけばいいんだ」
「業界で、わが社のライバルはA社だけだ。最近異業種参入があると聞いているが、そう簡単に新規参入できる業界じゃない。A社に負けない対策を打てば十分だ」
「どんな場合でも、業績は昨年より成長しなければならない。最低でも5%以上は伸びないと経営する意味がない」
ほかにもいっぱい耳に入ってくるかもしれませんね。

どれか一つでも耳にしたなら、早めに次の道を模索した方が賢明です。取引先ならば、気づかれないように回収を始めた方が良いですし、社員ならば、起業か転職を考えた方が良いですね。

これらは、すべて没落企業、衰退企業の経営者に共通するつぶやきです。今は良くても、早晩、業績が悪化し、衰退しながら、消滅してゆきます。危機に瀕して、経営者が心機一転、人が変わったように、なりふり構わず、コップの中の水を一滴残らず捨てきるように、今までのすべてを捨てて、行動すれば、大飛躍が期待できますが、ぬるま湯で原因他人論の「ゆでガエル」経営者だと、シナリオ通りになってしまいます。

さすがに最近は、少し儲かったからと言って、高級車を乗り回したり、高級ブランド品で身を固めたり、高級クラブに入り浸ったり、色欲に走ったりする、前近代的な経営者はおられません。外面は近代化され、賢明な経営者がほとんどです。しかし、問題は内面です。

今は、「ものの見方、考え方」が企業生命を左右し、存亡を決めるのです。中でも、経営者にとって、もっとも重要な「ものの見方、考え方」は、「業績が悪いのも、人が育たないのも、景気が悪いのも、天気が悪いのもすべて私(経営者)が悪いからだ。私が変わらねば何も変わらない」という原因自分論の考え方です。

東芝しかり、シャープしかり、パナソニックしかり、三菱自動車しかり、三井不動産しかり、東洋ゴムしかり、社内組織力学による、嘘やごまかしで、コンプライアンスとかガバナンスを強調していた超名門企業の不祥事がなぜ続くのか。すべて、内面、つまり人間性に起因する問題です。中小企業経営者も「明日は我が身」と他山の石として教訓にしなければなりません。

人のせいにする余裕のある間は、まだまだ苦労でも逆境でもありません。すべての責任を請け負っているのが経営者です。そう覚悟すれば、おのずと、道は開け、何をすればよいかが見えてきます。
経営者は、内面を磨きましょう。人間性を高めましょう。苦境はあなたにとって「必然で必要でベスト」なのです。一瞬遅すぎもせず早すぎもせず訪れます。その時は喜べる自分を作っておきましょう。
具体的には次の実践をお勧めします。

  遅くとも6時には出社して、瞑想時間にあてる。

  人の異見を聞く。特に耳障りな意見が増えるように努める。

  配偶者(妻、又は夫)に不平・不満を露ほども思わない。

  昔話、成功談をしない、自分を美化しない。卑下もしない。

  いかなるウソ・ゴマカシもしない。

  できない理由を言いたくなったら、トイレに走って、できる理由を見つける。

  財布の中のお金はしわを伸ばして、向きをそろえて、金額順に並べて、硬貨は磨く。

  折々に先祖の墓参りをする。

  いつも、腰骨を立て、背筋を伸ばした姿勢をとる。

最終更新日 ( 2017/02/23 Thursday 13:08:57 JST )
 
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