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2016/12/28 Wednesday 14:42:12 JST

No.945 ≪2017年は「有事斬然」の年≫-2016.12.28 目加田博史

 

今年もこのメールが最後になりました。一年間、大変お世話になり、ありがとうございました。御蔭さまで様々な困難を無事に乗り越えることができました。来年も良い年でありますようにお祈りいたします。

来年は、十干でいえば、「丁(ひのと)」で、十二支でいえば「酉(とり)」で、干支では「丁酉(ひのととり)」になります。
陰陽で見れば、「丁」は陰、「酉」も陰で内部蓄積が進みます。五行でいえば、「丁」は火、「酉」は金で、相剋関係にあり、火は金を溶かし、金は火を防ぎ、調和や融和とは程遠い関係にあります。
方角や時刻でいえば、「丁」は南、「酉」は西、午後6時です。
十干で4番目にあたる「丁」は、陽気が充実し、溢れ出さんばかりに蓄積され、一気に噴き出す寸前を意味します。十二支で10番目にあたる「酉」は、季節でいえば、秋分のころ、つまり、収穫の秋を意味し、果実が成熟の極限に達して、それを熟成させて酒を造る。その酒を入れる器が、「酉(ゆう)」です。
もともと、「酒器」を意味していますので、サンズイをつけると、「酒」になり、飲みすぎる(卆:ついにはの意)と「酔」、かもされた状態を「醸」「醗酵」、行きすぎるとひどいことになるので「酷」、ほかにも、「焼酎」「お酌」のように酒に関連する言葉も多く、チーズを意味する「醍醐」、その原料となる「酪農」、調味料の「醤油」のような熟成させるものがあります。配達や報酬も「酉」が入っています。

干支の循環でいえば、2013年(癸亥:みずのとみ)は、破壊のあとの更地状態の時に、新しい種をまく年です。2014年(甲午:きのえうま)は種が発芽して、新しい命がカイワレになる年です。2015年(乙羊:きのとひつじ)は発芽したカイワレが、思いのほか厳しい寒風にさらされ、頭をもたげて、じっと耐える年です。2016年(丙申)はじっと耐えたエネルギーがばねになり、ぐっと伸びます。枝も伸び、葉もたくさんつけます。
2017年(丁酉:ひのととり)は、幹はエネルギーが満ち溢れ、枝葉はどんどん成長して行きます。

これを現実社会に当てはめれば、2013年(癸亥:みずのとみ)は、前年末に民主党から政権を奪還した安倍自民党が、マニフェストにアベノミクス政策を打ち出し、従来の既成概念を解体し、更地状態にして新しい種をまけるように条件整備をしました。日銀は、アベノミクス政策の即効性を高めるために、クロダ・バズーカで側面支援しました。一時的とはいえ、停滞し、閉塞感に喘いでいた人たちに円安、株高による希望をもたらしました。東京オリンピックが決定したことも幸いしました。
2014年(甲午:きのえうま)は、これまでの閉塞感で行き詰まった体制を解体・整理し、打ち出したアベノミクスが効果を発揮し、好景気再来を期待できました。しかし、4月に+3%消費税増税が実施され、駆け込み需要の反動が大きく、年後半の低迷のきっかけになってしまいました。
2015年(乙羊:きのとひつじ)は、アベノミクスが芽を出したものの、前年の消費税増税の悪影響もあり、人々の将来不安は根強く、デフレを払しょくできず、給与も上がらず、実感なき景気が続いた年でした。政治的には、集団的自衛権発動が閣議決定で可能になり、TPPが合意に至り、新たな段階に入ることになりました。
2016年(丙申:ひのえさる)は、依然として個人消費レベルの低迷から脱却できない状態が続き、デフレが再燃してしまいました。一方、2020オリンピックに向けての建設需要、リニアモーターカー、新幹線整備計画の進展等の財政出動による景気対策が功を奏しました。また、円安により大幅に増加したインバウンド旅行客が2000万人を突破し、観光関連は急成長しました。一方で、トランプ新大統領の期待値が大きく、クロダバズーカ以上のドル高円安となり、日経平均株価は2万円に近付いています。深刻な人手不足はますますひどくなっています。プラスもマイナスも勢いよく伸びた1年でした。

2017年は、対立し反発する、有り余るエネルギーが、どんどん内部に蓄積されて、醸成されて、まさにあふれんばかりに横溢する状態になります。一触即発、何かの拍子に、大爆発を起こす可能性もあります。
良い
状態で爆発すれば、今までため込んでいたエネルギーが動き出し、景気が良くなり、それが連鎖反応を起こしてさらなる成長へとつながります。
一方で、不安定で、巨大なエネルギーが、他のエネルギーに刺激を与えようものなら、過剰反応を引き起こし、それが連鎖反応を起こして、とんでもない破壊的な方向に進みます。
60年前の1957年の「丁酉」は、東西冷戦の真っただ中で、極度の緊張により、米ソ両国は一触即発状態でした。その後の、キューバ危機、ベトナム戦争へと続く伏線の年でした。そのような時期にソ連が人類初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げに成功し、アメリカはじめ、西側諸国は大いにショックを受け、その後の、宇宙開発競争はご存じのとおりです。

さらに60年前の1897年の「丁酉」は、日清戦争後の賠償金を金で受け取り、その金をもとに金本位制を採用しました。これにより円の価値が上がり、国際競争力が高まりました。また、日清戦争により獲得した遼東半島を、三国干渉によりロシアにとられたことに対する悔しさが、日露戦争の遠因になっています。

丁酉」の年は、何が起きるかわかりません。往々にして有事に結びつく年です。こういう時は、「有事斬然」。世の中の動きをよく観察して、ことが起きれば、すぐに行動を起こすことが大切です。
良い年をお迎えくださいませ。

 
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