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2016/11/09 Wednesday 14:14:51 JST

No.938 ≪アメリカ大統領選挙で世界と日本はどう動くのか≫-2016.11.9 目加田博史

 

注目のアメリカ大統領選挙の結果が、ついに出る。連日連夜、四六時中、世界中の人たちの注目を集めるアメリカ大統領選挙は、それだけ、世界に大きな影響力があることは間違いありませんが、今回ほど、拮抗した状況が持続し、互いの人格批判合戦に終始する大統領選挙も珍しい。選挙のプロと呼ばれる人々の予想を、ことごとく覆し、今は何が起こっても不思議ではない状況になっています。
どちらの候補が大統領になっても、アメリカ国内の混乱は続くでしょうし、移民問題や格差問題で、二分された国民意識が、容易に融和できるとも思えません。今回の大統領選挙は、長い積み重ねの中で蓄積された不満を、自ら納得させることで生きてきた人たちが、「諦めなくていいんだ」と意識させた功績は大きいと思います。

最近の日本で見れば、沖縄の基地問題です。復帰後、自民党がなし崩し的に、本土の米軍を沖縄に移転させてきました。60年安保のころ、本土で多発した米軍犯罪を日米地位協定があるとはいえ、政権の不安定化を恐れた政府が沖縄に封印してしまいました。ところが、2008年の民主党政権下で、時の首相が普天間基地の移転先は「最低でも県外」と表明し、我慢を通り越して諦めていた県民に「そうか!我慢しなくていいんだ。諦めなくていいんだ」と覚醒させてしまったのです。今も、その修復に気の遠くなるような時間がかかっています。

そんなアメリカで、建国の父の一人で、アメリカ合衆国憲法起草者、10$紙幣の肖像で有名な、アレクサンダー・ハミルトンのミュージカルが大人気だそうです。没落貴族の子として生まれ、移民で孤児だったハミルトンは、軍人になり、独立戦争の時はジョージ・ワシントン司令官の副官を務め、戦後は、トーマス・ジェファーソンらとともに建国のための活動をおこなったメインメンバーです。その後、新聞社や銀行を創業したが、男女問題でスキャンダルまみれになり、最後は、親友との決闘にやぶれ49歳で死去しています。

アメリカ建国宣言は面白いことが書いてあります。以下はジェファーソン起草の宣言文の一部です。

「われわれは、自明の真理として、すべての人は平等に造られ、創造主によって一定の譲ることができない権利を賦与されており、その権利には生存、自由、そして幸福の追求が含まれていることを信じる。これらの権利を確保するために、人は政府を組織し、その正当な権力は統治される者の同意に基づいている。そして、どのような形態の政府であれ、これらの目的を破壊するようになるときには、それを改変しあるいは廃止し、新しい政府を組織し、人民にとってその安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる仕方でその政府の基礎を設立し、その権力を組織することは、人民の権利である。」
生存、自由、幸福の追求が破壊されるときは、新しい政府を組織することが権利であると書いてあります。この理念に基づいて、国益の弊害になっている国の反政府勢力を支援し、アメリカ主導の政府を設立してきたアメリカの歴史があります。それが、今度は、国内で建国の理念に基づいて、政府が改変されることはありうるかもしれません。既得権益社会を破壊し、立ち向かうには、ちゃぶ台返しがもっとも効果的です。トランプ候補なら何があっても不思議はないかもしれません。

いずれにしても、トランプ・リスクは為替に顕著に現れていて、優勢になると、ドル安・円高が進み、劣勢になると、安心感からドル高・円安に振れるそうです。アベノミクスのかじ取りも一段と不透明で難易度が高まっている中で、市場への資金供給が、インフレをおこし、消費者物価を押し上げるシナリオは、しばらく、あるいは、もう使えそうにないように思います。これからは、創業リスクを減らし、様々な形で、すべての人が創業できるようにしなければなりません。今までの10倍以上に増やすような経済政策が必要ではないかと思っています。大企業のみが栄える政策では、今の行きづまりは打開できないでしょう。中小企業の立場で、アメリカの大統領選挙の行く末を見届けたいと思っています。

 
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