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No.927 ≪京都とグローバルの関係≫-2016.8.18 プリント メール
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2016/08/18 Thursday 14:22:34 JST

No.927 ≪京都とグローバルの関係≫-2016.8.18 目加田博史

 

今のように、円高・デフレが進むと海外進出、グローバル化が話題になることが多くなります。さらに、世界中の人がスマホを持つIoT時代では、従来のインターナショナル(国際化)では対応できず、グローバル化を進める必要があります。海外進出や国際化だけでも中小企業にとっては荷が重いのに、人材とファイナンスが中心となるグローバル化はさらに難しい問題です。しかし、見方を変えてゆくと、面白い風景が広がっています。

例えば、京都と言えば、創業100年以上の老舗がひしめく世界屈指の老舗企業のメッカです。京都に都が開かれて1216年、御所を中心とした宮廷政治が様々な文化や技術をはぐくんできました。茶道、華道、香道、舞踊、和菓子、精進料理、和食といった日本文化も京都がメッカです。その京都で成長した企業は、不思議と本社を東京に移しませんし、日本一というよりも先に世界トップクラスになる企業が多いのです。一気にグローバル化するのです。

その理由の多くは、「地元に市場がなかったから」「国内の大手企業が実績の無い無名企業を相手にしてくれなかったから、アメリカ企業に売り込むしかなかった」のです。その結果、有名ではないが、確かな技術を正当に評価してくれたアメリカ企業が採用してくれたのです。
そして、そのような企業の殆どのオリジナル技術は、伝統工芸技術に端を発しています。花札からテレビゲームに進出した任天堂、印刷から電子部品のスクリーン印刷機の大日本印刷、清水焼の技術から派生したセラミックの京セラ、コンデンサの村田製作所、コンデンサ技術を応用したガス検知器の堀場製作所、仏具や具足の技術から発展した分析機械の島津製作所、美術印刷からスマホスクリーンに発展した日本写真印刷、精密機械から小型モーターの日本電産等。

名古屋はトヨタ自動車という企業城下町が形成されていたので、その需要を満たすだけで十分発展できました。リスクを負って世界に進出する必然性がありませんでした。世界進出はトヨタの要請で進出すればよいので、最初から事業計画は達成可能だったのです。これらの企業と京都企業との差は歴然です。

IoT時代の現代では、以前ほどの「ひどさ」はありませんが、実績主義、内向き、閉鎖的な日本の伝統文化はまだあちこちに残っています。
一つの技術を追求し、時代に即したユニークな製品開発をしても、実績の無い無名企業は評価されにくい状況があります。国内志向で行く限りは、「実績」「ブランド」という信用を勝ち取らねば先に進めないし、そのためには長い年月を必要とし、時代に逆行してしまいます。一方、世界に視点を移せば、アフリカのサバンナでさえスホで世界とつながっている現代では、その製品や技術を求めている顧客が沢山あり、そこへのアプローチもネットを使えば、時空を超えてしまいます。バーチャルブランチも可能です。クラウドを使えば取引も極めてシンプルです。

かって、日本がバブルのころ、どんなにマイナーな市場でも、同じ価値観や趣味を持つ日本人1万人を引き付ければ事業が成り立つと言われました。スマホ時代の現代では、同じ価値観やニーズを持つ人々は地球規模で1000万人はいると言われています。インターナショナルからグローバルにシフトしたIoT時代では、グローバル視点を持つ必要があります。設備投資を伴わなくてもグローバル化ができる時代に入りました。

最終更新日 ( 2016/08/18 Thursday 14:22:47 JST )
 
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