トピックス
No.407【新会社法を活かす】-2006.5.24
更に読む...
 
Home arrow FAX情報 arrow No.920~949 arrow No.923 ≪デフレ対策 その7「マーケティング・チャレンジ」≫-2016.7.20
No.923 ≪デフレ対策 その7「マーケティング・チャレンジ」≫-2016.7.20 プリント メール
ユーザ評価: / 0
悪い良い 
2016/07/20 Wednesday 16:35:33 JST

No.923 ≪デフレ対策 その7「マーケティング・チャレンジ」≫-2016.7.20 目加田博史

 

今回は、デフレ対策 その7です。
716日(土)にトルコで軍事クーデターが発生しましたが、現政権が速やかに対応して1日で鎮圧しました。市民を含む犠牲者数は190名以上とか。その後、テロ組織を壊滅させる意味で、粛清が始まっているとニュースは伝えています。まことしやかに、エルドアン大統領の自作テロとも言われていますが、真相は闇の中です。ただ、はっきりしているのは、ISの誕生で不安定化した中東がさらに不安定になったことと、観光客が激減することで経済危機の可能性が高まったことです。親日国トルコの不安定化は日本にとっても様々な意味で他人ごとではありません。

2年以内に進むブレグジットは、キャメロン氏の後任のメイ首相が決まり、安定を取り戻しましたが、本当の混乱はこれから始まり、来年が山場になるでしょう。世界経済に与える影響が、プラスになることを祈りたいものです。

今回のデフレ対策提案は、「独創的なマーケティングづくり」です。20世紀の経営学の巨匠ピーター.F.ドラッカーは、「企業に必要な機能は2つある。一つはマーケティング機能、もうひとつはイノベーション機能だ。そして、マーケティングの理想は販売を不要にすることだ」と言っています。お客様が何を買いたいかをつかみ、形にして提供することがマーケティングの原点ですが、最終的には4Pすら不要なマーケティングシステムを作り上げることです。言葉で言うほど簡単ではありませんが、ヒントとなる身近なニュースはたくさんあります。

そのうちの一つが大阪・福島区で創業した「SABARS」です。オーナーが八戸産のトロさばに出会って感激し、八戸産トロさばだけを使ったレストランです。なかなか予約もできないですが、たまに、ノーアポで運よく入れる時もあるので、何度か挑戦しています。いつ行っても満員です。メニューも世界中の鯖料理で、38品。開店時間が1138分。閉店時間も1138分。ラストオーダーは1038分。客席数も38席。コース単価は3800円。とことん「さば・38・サバ」にこだわっています。この前はJR西日本との共同開発で「お嬢さば」がありました。資金手当てはクラウドファウンディングで調達し、その出資者がファンになり、ファンのために楽しいイベントを開催しています。多様性に富んだお客様の欲しいものをものの見事につかんで実現している若いオーナーは素晴らしいです。機会があればぜひお立ち寄りください。

もうひとつは、元ブックオフ創業者の坂本孝氏が始められた「俺の」レストラン・シリーズです。「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」「俺の割烹」。立ち食い式の高級レストランです。ミシュラン・シェフが腕をふるう原価率80%以上の料理を、格安で提供する、いままで誰も想像すらしなかった業態です。高級食材をふんだんに使って、一流シェフがつくる料理がまずいはずがありません。しかし、経営は道楽ではありませんので、利益を出さねばなりません。そこで、通常の高級レストランなら1万円以上の単価で11回転が常識のところ、「俺の」は5000円以内で、数回転以上実現していますので、これだけ見ても十分採算が合うことがわかります。さらに、立ち席ですから、席数を倍以上増やせます。

デフレは少ない買い手に多くの売り手が販売することによって起きる価格低下現象です。価格は低下しても利益率も下げてしまったのでは、いずれ行き詰まります。これを行き詰まらないように工夫するのがデフレ時代のマーケティングです。今だからこそできるマーケティングチャレンジを始めませんか?

 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!