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No.391【今時のイギリス】-2006.2.1
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No.395【そこまでやるか・・・徹底した歓迎】-2006.3.1 プリント メール
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2006/06/02 Friday 13:14:26 JST
No.395【そこまでやるか・・・徹底した歓迎】-2006.3.1


関西の顧問先であるY社の毎年恒例で全社員参加による海外旅行に招待いただき同行してきました。今回は友好関係にある企業との交流を目的として企画されていました。
訪問先の会社では「日本のパートナー企業のY社が会社を休んで総勢100名近くの全社員が友好訪問に訪れる」というのでものすごい気合の入れようで大歓迎してくれました。この時に心に残るサービスのあり方を改めて感じました。

歓迎事業は2日間に渡り、1日目は工場の工程見学と、本社での茶話会。その後、夕食はY社が訪問先企業を招待して開かれ、2日目は訪問先企業がY社を招待する形で展開しました。
電光掲示板まで準備して随所に「歓迎」の文字と、迷子にならないように、日本語での表示がある。
3K事業の代表的なビジネスにも関わらず、5Sが徹底しており、社員の方々のホスピタリティも素晴らしかったのです。
訪問先企業はこの日のために、社員全員にある宿題を課したそうです。
一般社員は最低10語、中堅社員は30語、幹部は60語の日本語を覚えることを厳命したのです。
たとえ片言でも、「こんにちは」「ありがとう」は言うに及ばず「どうぞ」「トイレはこちらです」「もう一度」とか言う言葉が社員の誰からも出てくるのは本当に素晴らしい事です。これだけは外注では対応できない、最高のご馳走です。
2日目、夕方の生産終了後から社員手づくりの歓迎パーティが始まりました。
バス3台を連ねて訪問したY社を、玄関の両側に整列して皆が手を振って迎えます。
しばし準備が整うまで、瀟洒な休憩所で本格的な中国茶のお手前と伝統的なお菓子でもてなしがありました。 それも、種類の違うお茶を2箇所で準備して、それぞれお茶の先生(?)から振舞われます。ここでも片言のコミュニケーションが場を盛り上げていました。
その後、玄関前での太鼓と獅子舞による歓迎があり、それから、パーティ会場への誘導です。
パーティ会場は工場敷地内に特設会場を設営し、大きな舞台には両社の交流の歴史が4m×12mほどの巨大な写真で印刷されています。
その横の、プロジェクターで今までイベントをスライドで紹介しています。
BGMもよほど選曲したのでしょう、イベントシーンにマッチしており素晴らしかったです。オープニングは両社の役員による太鼓のコラボレーションに始まり、先ほどの獅子舞の演舞、そして夜空を彩る花火で始まります。
場面が変わり、お揃いのユニフォームに身を固めた男性社員がたいまつを手に2列に整列して入場し、舞台に聖火をともします。
次に踊り子に扮した女子社員10名が今日の料理台を手に持った給仕チームを先導して入場し、舞台に整列してお披露目をします。その後で、各テーブルに料理が運ばれ初めて宴が始まるという手の込みようです。
一通りの挨拶と乾杯、しばし会食のあと、舞台が明るくなり、先ほどの踊り子に扮した女性社員による円舞がはじまり、その中に先方のトップの夫人もおそろいのコスチュームに着替えて一緒に踊るという歓迎の仕方には恐れ入ります。
沖縄でも、お祝いの席には主催者の奥様が「かぎやで風」という琉球舞踊を披露して歓迎の意を表すのが慣わしですが、同じ様な意味なのでしょう。
その後のアトラクションの後、今度は、揃いのダンサー衣装に着替えた10名の男性社員による、ダンスが披露されます。その他にも様々なイベントが催され、両社の社員が互いのテーブルで盛り上がりも最高潮に達し、今後の友情を誓い合っています。言葉は通じなくても心は十分に通じたようで、皆古い友人のように肩を組んだり抱き合ったり握手したりしていました。

歓迎する側と歓迎される側、サービスする側とサービスされる側の心のベクトルが一致した時、大きな感動体験が生まれ、一生の思い出となってゆきます。少々の壁や対立は容易に乗り越えられるのではないかと思います。

Y社は好況不況に関わらず、毎年社員全員で海外旅行に出かけるユニークな企業で、企業防衛の観点からすると、トップとN0.2がそろって同じ飛行機に乗り込み海外旅行するのはタブーとされていますが、それ以上に、皆と時空を共有することに意義を見出しています。
全社員参加というと、少なくとも会社を休まないといけないし、取引先の理解を得ないといけない。取引をしていると普段でもいやみや苦情は出てくるのに、全社員で海外旅行というと、いざと言う時の体制と日頃の仕事をよほどしっかりとこなしていないとできることではありません。
毎年の年中行事なっているので、社員はそのための準備態勢を日頃から作りあげているのでしょう。
皆の思いが一つになりすばらしい対応をしているナと感心します。


 

 
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