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2016/06/22 Wednesday 14:56:46 JST

No.919 ≪デフレ対策 その3「世界一を目指す」≫-2016.6.22 目加田博史

 

今回は、デフレ対策 その3です。
バブル崩壊後の2000年ごろから始まったデフレと今回のリバウンド・デフレは何が違うかと言えば、世界の経済成長率が大きく低迷していることです。前回は、1990年代の世界経済をけん引したNIESが成熟し、その中からBRICSが急成長して機関車役を務めてくれました。BRICSのGDPは、2000年を100とすると、2010年には440、2015年には620にまで成長しました。その時の世界経済は同じく、2000年を100とすると、2010年には200、2015年には225どまりです。
前回のデフレは激安のオンパレードで、円高を活かしたイオンのPB商品「トップバリュー」やセブンイレブンのPB商品「セブンプレミアム」といったPB商品や格安PC、1円携帯といった商品が時代を謳歌していました。
今回のデフレは、資源及びエネルギー不況の影響を受けてBRICSに勢いがありません。原油価格は2014年末から従来の半値のバレル当たり40$で安定しています。鉄鉱石も2011年のトン単価150$が2014年には100$、今は50$と激安です。鉄鉱石の世界産地の一つ、ブラジルの経済がおかしくなるのも道理です。

その中で、中小企業がデフレに勝ち残るには、セグメントされたニッチ市場で世界NO.1を目指すことです。
ある顧問先は、ガラス検査器具の型となる材料の研磨技術を、工夫に工夫を重ね、完成させました。あまりの要求精度の高さに根を上げて、他社はどんどん撤退していきました。おかげさまで、今では着実に売上高が増加しています。その販売先企業の世界シェアは90%近くになります。
セグメントされた小さな世界市場は無数にあります。バドミントン用ラケットで有名なヨネックスや卓球ラケットのタマス、100万分の一の大きさの歯車をつくる樹研工業、ギター製造で世界一のフジゲン、障害者雇用で有名なダストレス・チョーク製造の日本理化学工業、お香のインセンス、数珠、抹茶等あげだすときりがないほどたくさんあります。

いずれも世界一になろうとしてなったと言うよりも、気がついてみれば世界一だったのです。しかし、世界で勝負するには「世界一」という合言葉はとても重要です。
フジゲンでは、社員の電話応対の基本を世界一においたそうです。「いまの、『もしもし』は世界一といえるか」と問いかける。だれも世界一の『もしもし』を知らないので、皆が工夫に工夫を重ねる。その積み重ねの上に、結果として世界一という実績を手にすることができるのです。三日天下の世界一には価値がありませんので、永続する世界一を目ざす努力が必要になります。

これはマーケティング調査をして、市場規模を分析して、この市場を狙おうというようなプロセスからは生れてきません。既に持っているサービスや技術を磨きながら、それを横展開しながら、海外でも試してみる。国によってはQCD(品質・コスト・納期)や4P(製品・価格・流通・プロモーション)が全く通用しないものもあるでしょうが、持っている基本技術を再設計することによって可能になるでしょう。例えば、インドでマンダムが整髪料を1回分ごと袋詰、販売し大ヒットはこの手法に該当します。その後、著しい為替下落の影響でインド事業は一次中断しているようですが。

わが社のサービスや技術をその国で生かせないか、そうすることによって、その国の人々の生活改善や豊かさ向上に貢献できないだろうか、と発想してみてはいかがでしょうか。

最終更新日 ( 2016/07/06 Wednesday 15:59:31 JST )
 
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