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2016/04/13 Wednesday 15:39:38 JST

No.910 ≪悪性デフレ再来に備えよう≫-2016.4.13 目加田 博史

 

今年の年初は株の暴落で幕を切り、2月初旬には原油価格下落をきっかけに、日米欧で株価が暴落し、為替は円高に振れて金融界が緊張しました。ネットでは「株を売れ」と警告が出ていました。3月には持ち直し、今は平静を保っているようにも見えます。

アベノミクスは無理やりインフレにもってゆくリフレ政策ですので、黒田バズーカを何発も打ってきたのです。ついには1月下旬にマイナス金利も導入し、今では国債を発行すればするほど国が儲かってしまうという、なんとも異常な事態になっています。目的は、GDP成長率3%、消費者物価上昇率2%を実現し、デフレ脱却することです。シナリオでは、バズーカ効果が出ている間に成長戦略のロケットエンジンが点火する予定でしたが、湿って、なかなか点火していないのが現状で、バズーカ逆効果が見えだしています。つまり、一旦打ち上げたロケットが落ちてきている状況ともいえます。これは、デフレ復活、それも悪性デフレ再来のきっかけです。

干支の運気の流れで行くと、今年の丙申(ひのえさる)は、なにかにつけ血気盛んな年で、いろんなものが荒れ気味の様相を呈す激動の年です。そのような目で見ると、今の静けさは嵐の前の静けさといえます。
4月に入り、1月~3月の統計結果がでて、様々な景気指標が発表されてくるので、もっと具体的に見えてくるものがあると思います。

411日に内閣府から発表された機械受注統計をみると、昨年より10%近く減少しています。中でも、製造業に至っては、昨年が5%増だったものが、今年は30%減となり急ブレーキがかかっています。機械受注は景気の先行指標の内の一つです。この指標だけをみて、判断する必要はありませんが、明らかな異常が発生している可能性はあります。コマツの中国での建機の稼働状況も悪化しています。
飲食業の倒産が激化していますし、マスコミのインバウンド景気をよそに統計では観光関連企業の業績悪化が表面化しています。

私どもの顧問先の動向では、同業界で比較すると絶好調の企業のもあれば、非常に重い企業もあり、一概にはいえない状態にあります。しかし、マクロ経済のマイナス影響は何らかの形で出てきます。

建設業は公共工事に置いては景気刺激策と参院選対策も含めて、予算の前倒執行がありますから、全体のムードは近年になく良好ですが、民間工事はデフレが進行しています。深刻な人手不足を抱えていますので、積極的に受注活動を行う企業は少なく、公共工事シフトが増えています。かってのデフレ期と同じ現象が起きようとしています。あの時はどのようにして生き残ったのか思い起こして、あのとき以上の危機感で努力をしなければならないでしょう。

デフレを一言でいえば、「自社が想定するお客様に選ばれる企業が生き残る」状態を言います。想定するお客様が減っているならば、増やさないといけませんし、選ばれていないなら、何が問題か真摯に見詰め直さねばなりません。

 
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