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No.909 ≪人口の変化と葬儀≫-2016.4.5 プリント メール
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2016/04/05 Tuesday 14:03:59 JST

No.909 ≪人口の変化と葬儀≫-2016.4.5 目加田博史

 

ドラッカーの名言によると、「マネジメントの役割には2つあり、一つはマーケティング、もう一つはイノベーションだ。マーケティングは人口構造の変化に大きく影響している」というくだりがあります。
毎年2月、3月の冬場は亡くなる方が多くなります。私の身辺でも4名の方が亡くなっています。身内に不幸がない限りお世話にならないのが、葬儀場と火葬場です。通夜式や告別式に行く程度では見えないものが、見えてきます。特に、火葬場事情を聞けば聞くほど深刻なことがわかりました。
亡くなる方は年々増加し、2000年に96万人だったのが、2015年には130万人を超えています。2005年には出生数を抜き死亡数の方が多くなっています。

火葬場につくと、今では、たとえ予約していてもバスの中で待機しなければなりません。読経の後、点火スイッチが入り火葬するのですが、焼き上がるまで待たねばなりません。その時の待合室は相当に混雑しています。聞くと、フル稼働しても12人が限度だそうです。火葬自体は24時間できるそうですが、通常は午前に一人、午後に一人で、炉の数により何人までできるかが決まります。友引は基本的に操業しないので、約60日は稼働しません。そうすると、火葬炉が5台とすると、予備1台を確保すると、実質4台×300日×2人=2,400人が限度となります。火葬場の予約が取れない場合は、区域外の火葬場を申込まねばなりませんし、価格は数倍高くなります。

にもかかわらず、火葬場の数は年々減少して、全国で1,467か所(H22年現在)で、火葬炉は5,325台です。最近の火葬場は大型化しており、6台以上の火葬炉を持っているようです。しかし、新設は受入が難しいのでなかなか予定通りは進まないようです。
その結果、最近は「遺体ホテル」なる施設が繁盛しているようです。一種の通夜式をホテルで行うようなものです。また、葬儀場の数は、2000年の553か所から2015年には2,205か所まで4倍以上に増加しています。葬儀場自体は家族葬が増えたこともあり、規模は縮小傾向にあります。葬儀一件当たりの利用者数も2000年の1,739人から2015年の590人と1/3に縮小しています。又、ホテルでの「お別れ会」も盛んです。花屋さんが会費制お別れ会を開発し、好調なようです。

人口構造の変化により、ビジネスのモデルが変化し、ニーズに対応できるようマーケティングを行わねば生き残ってゆけません。他にも、人口構造の変化に伴い、ニーズが変化しているビジネスが沢山あります。常に、見直しをかけてブラッシュアップしましょう。

最終更新日 ( 2016/04/05 Tuesday 14:06:02 JST )
 
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