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No.397【「おもてなし」が会社を伸ばす】-2006.3.15

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No.907 ≪中小企業と春闘≫-2016.3.16 プリント メール
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2016/03/16 Wednesday 15:16:35 JST

No.907 ≪中小企業と春闘≫-2016.3.16 目加田博史

 

201212月に安倍政権は「アベノミクス」で所得向上を実現し、物価を2%アップすることでGDP3%を達成することを目指して発足しました。企業経営者に対して、異例ともいえる社員の給与を引き上げる要請を行い、一部企業がそれに応じ年収ベースで増額を約束し、実施されました。その後の、日銀の政策もあり、円安効果で輸出上場企業を中心に空前の最高益が続き、2014年にはベアを含む昇給が8年ぶりに行われました。2008916日のリーマン・ブラザーズ・ショック以来凍結されたに等しかったベア・昇給が解禁され、安倍政権の面目躍如の感がありました。ちなみに、春闘の指標となるトヨタのその時の回答額はベア2700円を含む1万円越えでしたが、これは21年ぶりの規模だそうです。以来、トヨタは2015年春闘も1万円台を維持し、今年2016年はどうなるか注目したいところです。

一方、中小企業は、大手企業がベアを凍結していた8年の間も、わずかながらですが昇給し、待遇を改善していました。そうでなければ、新卒の採用もままならなかったですし、社員のモチベーションも上がりませんでした。会社によっては、たとえ、赤字でも、銀行借入してでも、やらざるを得ない環境にあったことでしょう。このことを政府はよくよく知っておいてほしいものだと思います。
日本の企業数の99.7%、社員数の72%は中小企業ですので、中小企業が成長して始めて日本は復活するのです。中小企業も低成長、低付加価値、低業績、低所得に甘んじていてはいけません。それは甘えになりますし、成長できません。中小企業の持ち味は小回りの良さとチャンレンジ・スピリットです。
そして、エレベーターのように上げたり下げたり、リストラしたり、大手企業のようなドライでドラスチックな人事政策は打てません。基本的にはエスカレーター式の人事政策を取らねばならないのが中小企業です。上げたら下げることはできません。
それが日本の良さであり、懐の深さと言われる所以です。業績格差や貧富の格差を埋めるのは政策も有りますが、中小企業の心意気と努力に負うことが多いと思います。

大手がいくら派手な待遇改善を行い、新卒の早期確保を行おうが、中小企業は中小企業しか出せない知恵を出して、社員のモチベーションを高めてゆかねばなりません。新卒採用については、トップが夢を語り、ロマンを感じてもらうことです。彼らは、大手と同じようなことを言っている中小企業に魅力は感じないでしょう。

今まで比較的に採用では有利に立っていた中小企業も、大手企業の動きに影響をうけて、採用数が減っているのは否めません。ならば、知恵を絞り、中小企業なりの夢とロマン、ベンチャースピリット、ユニークな発想で若者にアピールしてゆきましょう。また、門戸を広げ、中途採用、シルバー、女性社員、外国人等の採用にチャレンジする価値もあります。そして、財布の許す限りの継続的な昇給をし、年収ベースで手取りを増やす工夫をしましょう。その努力はオリンピック後に花咲くこと間違いありません。

 
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