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No.383【今時のイギリス】-2005.11.30
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2016/03/10 Thursday 11:41:30 JST

No.906 ≪3.11あの日を忘れない≫-2016.3.10 目加田博史

 

5年前の2011311日(金曜日)14:46に未曾有の大災害となった「東日本大震災」が発生しました。マグニチュード9.0の超巨大地震により発生した津波で多くの方々が尊い命をなくされました。がれき撤去や復興に向けた動きはあるものの、様々な理由で、いまだに仮設住宅での生活を余儀なくされたり、家計を立て直すために奮闘努力されている多くの方々の御苦労は絶えないと思います。

さらに、人災ともいえる福島原発事故が発生し、多く尊い犠牲といまだに放射能汚染により自宅に戻れず避難生活をされている被災者の方も多数おられます。首都圏の近くで全電源喪失に伴う制御不能によるメルトダウンが起きたのです。

2016210日現在の統計によると、死者15,894人、重傷者6,152人、行方不明者2,562人に上ります。
お亡くなりになった方々のご冥福と被災された方々の一日も早い復興を心よりお祈りいたします。

私たちはこの未曽有の災害で多くのことに気づき、多くの教訓を得ました。
日本という国柄、日本人という民族は何か、人生とは何か、生きるとはどういうことか、会社を経営するとはどういうことか、仕事とは何か、自分にとってできることは何か、できないことは何か、その時、どの国がどのように行動し、日本がそれに対してどのように行動したか、その時、政権及びリーダーはどのように行動したか、政治の役割は何か、経営者はどのように行動したか、情報とは何か、何が真実で何が真実でないか、マスコミの役割は何か等、当たり前だと思っていたことが一瞬にして崩壊・喪失した時に、もっとも大事なことは何かを、多くの方が感じ、気づかれたと思います。

いち早く、被災者のもとに駆け付け、冷たい床に正座して優しい言葉をかけ、ただ被災した人々の声に耳を傾けておられる天皇皇后両陛下の映像を見て、「この国に生れて良かった、日本人に生れて良かった」と感動しました。何を主張されるでもなく、お一人お一人に、正座して、目線を合わせ、ただただ寄り添い、耳を傾け、励ましておられる姿に、自然と涙が込み上げてきました。計画停電の時、皇居では、お付きの方が、お体に触るので暖房を入れてくださいと天皇陛下に懇願したところ、「皆も耐えているのだから、私も国民とともにありたい」と厚着をして過ごされたそうです。
このお姿に、救われ、明日への希望を見出し、日本と言う国に日本人として生まれた誇りをもって、行動を始めた方は無数におられるのではないでしょうか。

自然を征服するという発想は西洋の発想だと思います。日本は建国以来、自然と調和し、共生することを大切にしてきました。自然災害すら畏敬できる柔軟性をもった民族です。自然災害を完全に防止する科学技術はありますが、それを実現できても、そこには人間としての尊厳はなくなるでしょう。高さ30mの防潮堤を作って、完全に安全な空間の中で、もう災害は起きないと慢心することで、それすら破壊する想定外の自然の猛威が発生した場合は、今回の比ではない、もっと激甚被害が生じます。

東日本大震災で最も大きな力を発揮したのは、世界最高を誇る日本の科学技術でもなく、世界第3位の巨大な経済力でもなく、「絆」という人のつながりでした。一人ひとりは、無名で、小さな力しか持たないけれど、その人たちの「思い」は、高さ30mにも及んだ津波を引き起こすとてつもない自然エネルギー以上に巨大だったのです。夜行バスで避難場所に手弁当でボランティアにゆく若者たち、仕事を休んでも何かの役に立ちたい衝動に駆られて行動した多くの人々、それを見て勇気づけられた多くの人々の行動力がもっとも大きな力を発揮したのです。 私たちは「3.11を忘れない」。

 
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