トピックス
No.383【今時のイギリス】-2005.11.30
更に読む...
 
Home arrow FAX情報 arrow No.890~919 arrow No.896 ≪2016年は「得意澹然」で過ごす≫-2015.12.22
No.896 ≪2016年は「得意澹然」で過ごす≫-2015.12.22 プリント メール
ユーザ評価: / 0
悪い良い 
2015/12/22 Tuesday 17:09:26 JST

No.896 ≪2016年は「得意澹然」で過ごす≫-2015.12.22 目加田博史

 

今年もこのメールが最後になりました。一年間、大変お世話になり、ありがとうございました。御蔭さまで様々な困難を無事に乗り越えることができ、命を永らえることができました。来年も良い年でありますようにお祈りいたします。

毎年、干支で来年を予見しておりますので今年もやってみたいと思います。
ご存じのように、干は幹を意味し、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の順に運気が循環します。支枝は枝葉の細部の生命の消長を表し、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12通りあり、60通りで循環します。

今年の2015年はで、ここぞとばかりに頭をもたげて芽を出したものの、あまりの寒風の厳しさ、抵抗の激しさに、思わずまっすぐ伸びないで、身をかがめてしまった状態が「乙(きのと)」の姿です。いかなる抵抗があろうとも、どんな紆余曲折があろうとも、新しい改革・改造の歩みを止めることなく進めてゆかねばならない。そして、「未(ひつじ)」という字は、「短い一」と「木」からなっており、木の頂上に芽が繁茂している状態を表しています。暗くなったり、蒸れて虫がついたりしないように、しっかりと手入れをし、常に明るく、風通しが良いように注意を払わなければならない年でした。
もめにもめた安保法制の成立やTPPの合意、原発稼働の承認、経済では東芝の不正会計問題や三井グループの杭偽装問題等、不正の発覚が頻発したことも乙未(きのとひつじ)を象徴している出来事ともいえます。

2016年は、「丙申(ひのえさる)」で、運気が盛んになる年です。干を示す「丙」は、炳(あきらか)を意味し、疑う余地のないぐらい光り輝き明らかな状態で、さかんにならないはずがない年になります。撒いた種が発芽し(2014年)、双葉が地上の厳しさに耐えながらも成長し(2015年)、勢いをつけて盛んになるのが2016年です。
「申」は文字通り、伸と同義語で、陰気も陽気も、善も悪も、大いに伸びる年です。禍福はあざなえる縄のごとしというように、盛んであるということは衰退も進んでいるわけで、調子が良い時ほど、謙虚に注意を怠ってはならないものです。盛衰、陰陽、禍福、善悪のいずれの面が、あなたの会社なり、家庭に起きるかはわかりませんが、いずれにしても、物の動きは活発になり、人の動きも盛んになり、売上も期待以上に伸びて、ついつい気が緩む年になります。この勢いは、2018年まで続きそうですが、山高ければ谷深しのたとえのように、2019年以降の反転に備えねばなりません。

60年前の1956年の「丙申」は、戦後好景気の「神武景気」(1954年12月~1957年6月の31カ月)の真っただ中にあります。1950年~53年の朝鮮動乱に伴う米軍への物資供給に伴う特需はすさまじいもので、数年で戦前を上回る経済状態になりました。この特需に対応するために、全てに不足したインフラ整備が進みました。港湾、道路、鉄道、生産工場の増設に次ぐ増設は日本に高度経済成長をもたらしました。しかし、神武景気も1956年末には交代が顕著になり、短い不況に突入しています。

さらに遡る60年前の1896年の「丙申」は、日清戦争(1894年~1895年)の特需とも相まって、大きく飛躍しています。10年後の日露戦争(1904年~1905年)にかけて、「坂の上の雲」を謳歌した日本の「黄金時代」を迎えています。その発展が、その後の第二次世界大戦の敗戦へとつながる布石にもなっていたといえます。

2016年は、明代の哲学者崔銑(さいせん)の言葉と言われる六然訓の一節、「得意 澹然」(とくいたんぜん、つまり、物事が上手くいって得意な気分の時こそ、努めて淡々とした態度・行動を示すこと)を教訓にしていただければ、最高の1年となると思います。

歴史を学び、それを教訓として、良き会社、良き家庭、良き人生をつくる上で、良き年にしていただきたく、心より祈念いたしております。今年一年、本当にありがとうございました。

最終更新日 ( 2016/01/06 Wednesday 17:28:27 JST )
 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!