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2015/10/21 Wednesday 14:19:48 JST

No.888 ≪人出不足はチャンスの女神≫-2015.10.21 目加田 博史

 

どの会社でも、どの業種でも、口を開ければ「人手不足で困っている。何かいい方法はありませんか」と聞かれるぐらい世の中は人手不足です。ハローワークはもちろん、ありとあらゆる求人誌に広告を出しても全く問い合わせがないというのです。5年前は人余りで「人材不足」が話題でしたが、今は、それなりの人材を欲しいのは山々ですが、それよりも絶対的な頭数が足りない状態です。なぜ、こうなったのか?

201212月に発足したアベノミクスの成果の一部ともいえます。もちろん、東京オリンピック招致や東北復興事業の本格化も影響していますが、これらの事業はシンボリックな物件として喧伝されているだけで、実際には殆ど影響していないように思います。もし、これらが影響するにしても、本格的に人数が必要になるのは、まだ数年先でしょう。では、どこに消えたのか?

改善されたとはいえ完全失業率が5%を超える沖縄県で、那覇市国際通りのコンビニに深夜入った時、一瞬外国のコンビニにワープしたような驚きの光景を目の当たりにしました。店員のほとんどが外国人なのです。地元の人はおろか日本人店員がいません。たまたまでしょうが、不思議な光景です。

手不足の原因の一つには、受注量が増えたことがあげられます。景気が良くなったこともありますが、外国人のインバウンド需要も大きいでしょう。外国人観光客が300万人近く増えて、しかも爆買するわけですから、販売店も、卸売会社も、物流会社も、製造会社、原料メーカーもすべて仕事量が増えますので、人が足りなくなります。退職者が出ようものなら、とたんに回らなくなります。ましてや、待遇を改善した会社が多いですから、人材の移動リスクは増大します。補充が追いつかない場合は、今いる社員に残業を強いることになりますので、次の退職予備軍を作ってしまうという悪循環に陥ります。

又、景気変動によって、いつ何時不況が襲ってくるかわからない不安から、正規採用を増やせないという事情もあり、派遣社員や契約社員での採用ということになると、ますます採用が難しくなります。大手は新卒の大量採用をかけていますので、中小企業はそのあおりをくらって応募が少なくなります。最近は落ち着いてきたようですが、ひところは従来の1/5以下という会社も少なくありませんでした。

このような事態をピンチととらえるかチャンスととらえるかは経営者の問題になります。将来に向けての新卒採用は継続するものの、退職者の補充採用は慎重にならざるを得ません。そうなると、仕事のプロセスややり方を本格的に見直して、機械化できる仕事やシステム化できる仕事はないか、訪問営業スタイルから来客営業スタイルにできないか、WEBは使えないか。協力会社との協業はできないか。様々に見直しをかけてみる必要があります。通常はこのような、仕事のシステム変更は、現場の抵抗が強いものですが、今のような人手不足の状況では現場も積極的に歓迎し、協力してくれます。

ここ数年は労務・人事・採用・定着が企業の大きな戦略の一つになってゆきます。チャンスの方向から「人手不足」を見つめてみませんか。

 
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