No.887 ≪日本の誇りを取り戻す時は今≫-2015.10.14 |
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2015/10/14 Wednesday 17:07:48 JST | |
No.887 ≪日本の誇りを取り戻す時は今≫-2015.10.14 目加田 博史
思うところがあって、今年の7月、社内に「まほろば研究会」を立ち上げました。私たちの生まれ育った日本という国をあまり知らない、海外の方にうまく説明できない、子供たちにうまく伝えられない、誇りを持たせられていないという反省から、何かしなければと思って始めました。 私たちが学んだ教科書では、年号と出来事が中心で、国づくりや天地創造の神話を教えられた記憶がありません。古代は縄文時代、弥生時代の遺跡や農耕について学びましたが、国の成り立ちは邪馬台国の卑弥呼のあたりからだったように思います。そして、奈良時代、平安時代、戦国時代、江戸時代、明治時代と大正昭和時代と続き、戦後の近代史は時間切れで授業はありませんでした。受験の時もそれほど出題されなかったように思います。 もう一度、本当の日本を知ろう、そのためには古事記や風土記や日本書紀、各地域に伝わる神楽、現地現場に足を運び体で体感することが一番だろうと思い、60年遷宮のなった出雲大社に正式参拝するとともに周辺の神々の社である神社をめぐる旅に出かけました。 さて、50年の保存期間が過ぎて、戦後処理やGHQ占領政策等に関する貴重な公文書がアメリカやロシアから発見され公開されています。その中に、GHQ占領政策の一環として、史上まれにみる素晴らしい日本民族の誇りを奪うことで、人間以下の民族に作り替える自虐史観政策としてWGIP(war guilt information program)の資料があります。具体的には、日本の成り立ちや大和心を忘れさせ、神話を語らせず、神社参詣を禁止し、誇りを持たせず、日本人は南京大虐殺に代表されるような極悪非道な民族だと植え付け、日本人であることを恥ずかしく思わせることで、創世の歴史から目をそむけさせる意図があったようです。公文書の中には日本民族のせん滅プログラムさえも存在し、真剣に検討されていたようです。 そして、WGIPを、最も効率的に、短期間で、徹底的に、国民に浸透させたのがNHKの「質問箱」という番組で約3年間放送されたようです。当時は国民が知りうる情報源は新聞とラジオだけでしたので、GHQ民間情報教育局がこれをコントロールすることはいともたやすいことでした。両方とも完全な検閲と創作を行い、少しでもアメリカをはじめ連合国批判と取られる表現や誇りを持たせる情報は、巧妙に全く正反対に編集し、国民に自虐史観の刷り込みを行ったようです。その当時、GHQ民間情報教育局に勤務した方が、あまりの内容のひどさに怒り苦しみ、そして自分がそれに加担していることにやり場のない憤りをもったそうですが、戦後70周年の今年、勇気を出して名乗り出たそうです。多くの日本人が従事したはずですが、どなたも名乗り出ないそうです。 原爆は一般市民を巻き込んだ人類史上類を見ない悪魔の爆弾です。当時の国際法でも、一般市民への無差別殺戮は虐殺行為として禁じられていましたが、原爆が虐殺行為だとなると、東京裁判で裁かれるべきは連合国、中でもアメリカになってしまうので、東京裁判史観といわれる独自の史観を生み出し、その後はWGIPで徹底したプロパガンダを行うことにより、正当化していった過程があります。連合国側のインドの判事であったパール判事は裁くべき基準となる法律である国際法から逸脱している東京裁判では全員無罪を主張し、その他2人もそれに似た意見書を提出したようです。 いかなる戦争行為においても正義がないことは今や世界の常識です。戦争はすべきでないことは世界中の人々がわかっています。しかし、政治によって、これらの願いは一瞬の内に砕かれてしまいます。戦争にならないように、争わないように、オオクニヌシノミコトが「国譲り」という見事な判断で、争わないでも問題解決できることを示しています。多くの外国人が日本に帰化し、日本人として成し遂げたラグビーのワールドカップでの勝利の偉業にも言葉に尽くせない感動と鳥肌が立ちました。やまとごころを学び直しましょう。 |