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No.397【「おもてなし」が会社を伸ばす】-2006.3.15

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No.872 ≪経営は愚鈍が一番≫-2015.7.2 プリント メール
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2015/07/02 Thursday 10:39:57 JST

No.872 ≪経営は愚鈍が一番≫-2015.7.2 目加田 博史

 

経営する上で一番大事なことは会社を永続させることです。ゴーイング・コンサーンとも言われますが、欧米では通じないと聞きますので、「サラリーマン」「ベースアップ」といった巷によくある和製英語かもしれません。
人間の寿命は有限ですが、会社の寿命は無限です。人間の体も、会社もメンテナンスが悪ければすぐにつぶれてしまいますが、手入れがよければ人間でも100年、会社なら1400年以上存続させることができます。
日本の皇統は2675年続いている世界で一番長い歴史を持っていますが、世界最古の会社も大阪の金剛組をはじめ日本に沢山現存し、今も経営されています。

永続性と会社の規模は必ずしも一致しませんし、一致する必要もありません。生き残るだけで価値があるのです。規模が拡大し成長発展することは最高に素晴らしいことですが、その根底に「永続性」が無ければ、会社経営にとっては悲しいことです。
「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ」
で始まる作者不詳の「平家物語」の書き出しのように取り巻く環境は常に変化し、ただのかたときも同じものはありません。人も環境も変わる中で、次代につなげる種まきをどれだけまき続けるかが今を生きる経営者にとって最も重要なことだと思います。

「今の業績は過去に打った手の結果である」という真実は今や常識です。そして、「今打っている手は5年先、10年先の業績につながる」可能性が高いことも常識です。常に秋の豊作を見据えて今種をまく。たとえ途中で嵐に会おうとも、獣害にあおうとも、病気にかかろうとも、それを乗り越えて秋の豊作を手にするために種をまく。秋の豊作は家族だけでなく村全体の繁栄にも密接にかかわっています。

会社経営者は農民と同様に、何が起ころうとも、田を耕し、種をまき続ける姿勢が必要なのです。その時代の最先端の道具を使うことはできても、森羅万象・自然を支配することはできません。自然に感謝し順応しつつ愚鈍に種をまき続けることが重要だと思っています。仲間には「智恵者」「切れ者」「若者」「バカ者」「よそ者」「変わり者」「愚か者」「数寄者」といった多様な人材が必要ですが、経営者はこれら天才・秀才・凡才、変人・奇人・凡人を抱擁する愚鈍な人が一番です。10年一日の如く、来る日も来る日も田を耕し土を作ることからぶれないからです。

田を耕し続け、よい土を作っておれば、誰が作ってもそれなりの豊作が期待できるようになります。そしてその時々に安価で豊富に手に入る材料を使ったよい土の作り方を代々継承してゆけば、永続が可能になります。拡大も可能になります。作物の種類も増えるかもしれません。中には怠け者の経営者も出てくるでしょうが、理念を会社に浸透させておけば、必ず誰かが立ち上がり、原点に戻り、再び愚鈍に田を耕しよい土づくりをはじめます。今だけを考えるのではなく、未来に続く、秋の豊作を見据えて、愚鈍に土を耕し、種をまくことが最も重要だと考えていますが、あなたの考えはいかがですか? 

最終更新日 ( 2015/07/03 Friday 09:54:34 JST )
 
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